【ココロのマルシェ】幸せを感じると不安になり拒絶してしまう
こんにちは、パートナーシップ専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
今日は、北海道の札幌で行われている、師匠の根本裕幸さんの講演会と、ワークショップのアシスタントに来ています。
会場はとっても綺麗なロケーションで、札幌駅の近くということを忘れてしまうほど。
綺麗なロケーションでのセミナーはアシスタントも講師もテンションが上がりますね。
セミナーでのロケーションはやはり重要だなーと改めておもいました。
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今回もココロのマルシェに寄せられた、ご相談にお答えしていこうと思います。
ココロノマルシェ
心理カウンセラー根本裕幸のお弟子さんがあなたのお悩みに答えます。
今回のご相談はこちらです。
幸せを感じると不安になり拒絶してしまう
私は以前お付き合いしていた男性と、とても良い関係を築いていました。
でも付き合いが深くなり、もっと好きになってくれて確かな愛情を感じると、その愛を確かめたくなって彼を試してしまいます。
結果、確かめるというよりも、粗探しをするので当然イヤな部分が出てきて自爆します。
そして彼の方も呆れて去っていく、、、ということを度々繰り返してしまいます。
最初は去っていくことに安堵もするのですが、少し経つと自分のしたことに罪悪感を覚えます。
なぜなんでしょう?私は一体何がしたいのでしょうか。
自分自身に幸せになることへの許可が出来ていない時、私達は潜在意識や無意識の力を使って、幸せを感じさせない状況作り出します。
この状況を作り出しているのは「罪悪感」という感情から来る「親密感の恐れ」です。
実は、回答をしている私も、今でこそパートナーシップを持てるようになりましたが、以前はジャスミンさんと同じくパターンを持ってたので、とても苦労しましたし、悲しい思いも沢山しました。
自分の経験も含めて、お答えしていこうと思います。
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>私は以前お付き合いしていた男性と、とても良い関係を築いていました。でも付き合いが深くなり、もっと好きになってくれて確かな愛情を感じると、その愛を確かめたくなって彼を試してしまいます。
ジャスミンさんは、彼と良い関係性を築いていて関係性が深くなり、確かな愛情を感じると試したくなってしまうんですね。
上記でも書いた通り、私も長年同じようなことをしていたことがあります。
愛する人を試すような行為してしまうことって、本当に辛いですよね。
そして、彼に対して「信じてなくてごめんなさい」という罪悪感を感じると思います。
ジャスミンさんも、できれば、彼の愛情を試すことなんて、したくないですよね。
それなのに、してしまうというのには、必ず何か理由があるってことです。
その理由が、問題解決への鍵になっていきます。
※※
ちょっと考えて欲しいのですが、もし、ジャスミンさんにとって彼の愛情を試すことでメリットがあるとしたら、何があるでしょうか?
ちなみに、私の場合は両親の離婚などで、母親と生き別れてしまったので「女性からは捨てられる」という思い込みがあり、どうせ捨てられるならば、自分から別れをコントロールすることで、傷を浅くできるというメリットがありました。
こんな感じで、自分の中でのメリットを探してみてください。
>結果、確かめるというよりも、粗探しをするので当然イヤな部分が出てきて自爆します。
人間というのは、完璧では無いので粗探しをすれば、当然ですが、イヤな部分も見つけてしまいますよね。
愛を確かめる=粗探しをする行為の裏側にある心理は「疑い」です。
表面的には彼の愛を疑っているのですが、ここには投影の法則により「私が愛されること」=「私の自己価値」を疑っているのです。
ジャスミンさんの心の中の前提に「私は愛される価値がない」と思っているので、これを証明するために、彼の愛情を試して「やっぱり愛される価値がないんだわ」という現実を作り出します。
これは、師匠の根本さんの言葉で言えば「自作自演のコント」なんですよね。
ジャスミンさんも感じていると思いますが、このコントは全くの無意識で行われているので、気がつかないのも無理は有りません。
ですから「私、また、コントやっているなー」と気がつくことだけでもOKです。
>そして彼の方も呆れて去っていく、、、ということを度々繰り返してしまいます。
自分ではそんなつもりじゃなくても、彼が呆れて去っていってしまうことって、素直に悲しい気持ちだと思います。
そして「どうして、こんなことしちゃうんだろう」って自分も責めてしまいますよね。
彼も居なくなってしまい、自己嫌悪するというループ、本当に辛いと思います。
でも、この状態って無意識的にみれば「作戦成功や!!」ってことなんです。
無意識の力って心の約95%を占めるって一般的には言われているぐらいですから、私達が思っているよりも強力なパワーがあるのです。
そして、無意識で願っていることや、思っていることが、基本的には現実世界を作って行きますので、ジャスミンさんからすれば「どうして、彼を試してしまうのだろう」と思っても、心の無意識的には「願っていることが叶った」ってことなんです。
>最初は去っていくことに安堵もするのですが、少し経つと自分のしたことに罪悪感を覚えます。
ジャスミンさんが、彼を本当に愛したいと思っているのに、愛を止めなくてはいけないこと、辛いですよね。
ここで、ジャスミンさんが感じている罪悪感なんですが、これは本当はジャスミンさんが彼を愛したいと思っているから、ここで、罪悪感を感じるのですね。
本当に愛したいと思っていなければ、彼に対して罪悪感を感じないのです。
罪悪感を強く感じるほど「私は彼を本当に愛したいだな」って思ってみてくださいね。
>なぜなんでしょう?私は一体何がしたいのでしょうか。
ジャスミンさんのように、相手との距離感が近くなると関係性を壊してしまうということを、心理学的には「親密感の恐れ」と言います。
これは、パートナーシップや人間関係でのパターンでよく現れる形で、自分との距離感が親密になると「恐れ」の感情を感じるので、関係性を自ら壊してしまうというパターンのことです。
このパターンの裏側には、対人関係で深く傷ついたハートブレイクがあり、また同じことが起きないようにと、心が傷つかないように行動しようしています。
ジャスミンさんの人生の中で、対人関係や親子関係で傷ついた経験は無かったでしょうか?
例えば
・愛して欲しいのに愛され無かった
・自分の期待に相手が応えてくれなかった
・私の愛を拒絶された
・愛を求めても、何も貰えなくなかった
このような経験が有り「もういい!!自分で何でもやる!!」と思って、依存から自立に向かうのですが、この時の依存から自立に移行する傷が「親密感の恐れ」を作り出しているのです。
まずは、ジャスミンさんの中にある「親密感の恐れ」を「ふ~ん。私は距離や関係性が近くなると恐れを感じるだな」と思ってみてください。
まずは、良い悪いのジャッジはせずに、自分を受け入れる「自己受容」がポイントです。
そして、この「親密感の恐れ」を超えて行こうとする時、大切なのは「私が彼とどうなりたいのか?」という意志の力です。
「私は彼と恐れを超えてでも幸せになりたい!!」という意志の力こそが、私の中にある「恐れ」を超えて行くことができます。
ジャスミンさんの心の中にも「幸せになりたい」という想いが、必ずあると思います。
その想いを信じて「私はどうしたい?」と自分と向き合ってみてくださいね。
ジャスミンさんが恐れを乗り越えて、幸せなパートナーシップを手に入れることを、応援しています。
もし、1人で向き合わうことが難しいと感じる時は、カウンセリングやセラピーなどでサポートしますので、面談カウンセリングなどを利用してみてくださいね。
参考になれば幸いです。
今回はありがとうございました。
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