お悩み相談室「10年以上婚活をしていますが結婚できません。でも結婚したいんです!!①」
こんにちは、パートナーシップ専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
今日も名古屋はいい天気なのですが、、、暑いです。
全国的にも猛暑日という事ですが、この時期の猛暑って身体が慣れていないだけに、かなり負担が大きいと思います。
こんな時は、無理は禁物ですので、ご自身のペースで1日を過ごして下さいね。
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そして、今回もブログ読者様よりご相談を頂きました。
今回のご相談はこちらになります。
アラフィフ独身(バツゼロ)公務員(女性)Nです。
10年以上、婚活をしていますが、結婚できないのでご相談させていただきます。
私は公務員ですが、公務員の方とは話も合わないし、公務員はお金にシビアなので価値観が合わないという偏った考えをもっていたので、職場の人を相手として見たことはありませんでした。
しかし、90%以上が職場結婚なので、職場の人は嫌と思うと、結婚が難しいことにやっと気づき、職場の人を改めて相手として見てみましたが、その時には既婚者ばかりになっていました。
10年以上前、友人が大手の結婚相談所に入ったのをきっかけに、私も紹介され入りました。
何人か会いましたが結果につながらなかったので、数年前に、知り合いから紹介されたこじんまりした相談所にもダブルで入会しました。
結婚相談所の婚活は、年齢で1次選考に落ち、次にいきません。100人中1人くらいしか会うことができません。
会った方は、こちらが断ることはあっても断られることはありませんでした(自慢ではなく、とにかく誰かと会いたいと思い、「公務員次男A君」的な人に申し込むと気に入られるだけです)。
まずは会えなければ何も始まらないと、普段は着ない淡いカラフルな服を着て、相談所のカウンセラーから指示された写真スタジオでヘアメイクをしてもらい、カメラマンになんとか笑顔の写真を撮影していただき、載せました。
プロフィールも色々な人に助言していただき、真剣な中にも真面目過ぎない文章に変えたりしてきました。
時々、「いいかも」という出会いがあり、お相手が前向きなので、このままいくとうまくいくなあと思いましたが、急に私が前向きになれなくなり、それが相手にも伝わり、結局風向きが変わって、焦ってとりかえそうとしますが、時すでに遅し。
後に、「どうしてあの人ダメだったのか自分がわからない」と、自己嫌悪に陥るのを何人か経験しました。
そんな中、昨年、アプリでとても素敵な人に会い、私も本当に好きで、相手からも「こんな出会いあるんですね」と言われ、「今まであきらめずに頑張ってよかった。神様って本当にいるんだな」と世界で一番幸せな気分でしたが、結局、2度会っただけで、音信不通になってしまいました。
今まで付き合った人は、私への思いがあまり感じられず、私の一方的な思いだったので、50歳を目の前にして「はじめての両想い」を経験したような気がして、執着してしまっています。
それでも、出会ってから1年が経つので、いい加減、婚活を再開しようと心に決め、まずは結婚相談所とパーティーに参加しはじめました。
結婚したいので、すぐに結婚しそうな人に申し込み、相手に気に入られますが、正直面白くなく、一緒に住むことは無理と思い、結局断ってしまいます。
友人からは、「結婚したらどうせ会話なんかないんだから、静かな人の方が気楽だよ」と言われますが、心の鐘が鳴らないとダメ、と乙女なことを考えてしまいます。
申し込むのは自由だから、と無理そうな素敵な人に申し込み、断ら続けると、今度はすぐに結婚できそうで、顔も年収も普通(普通がどんなに貴重かもわかっています)の公務員的な人に申し込み、会うと面白くなくて、
今度はバリバリ仕事をする尊敬できる男性に申し込み、やっとのことでOKをもらい、話をすると楽しくて惹かれるのですが、何らかの障害があって結局結婚には至らずということをグルグル回っています。
結婚したいです。どうしたらよいかアドバイスをお願いします。
今回のご相談は、婚活でのお悩みですね。
実は、以前に婚活をしていまして、婚活中の精神的ストレスってかなり大きいですよね。
沢山の方と逢うなかで、緊張もしますし、相手の気持ちも察してみたり、そして、今後のお付き合いを考えてYES,NOの返事をしたり、逆にNOと断られたりと、普段の生活の中ではあまりない、感情の振れが多い場面が求められる場所なのではないかと思います。
そんな感情の事も踏まえながら、ご相談にお答えしていきたいと思います。
今回は長文のご相談ですので、いくつかポイントを絞って解説していきます。
ポイントは
①婚活を10年続けている理由は?
②自己肯定感を高めよう!!
③結婚のイメージは?
④婚活を楽しんでますか?
⑤婚活方法が結婚相談所というのが、私の本質と合っているのか?←今回はここまでです。
⑤どんな人が自分の好みなのか?をリストアップできてますか?
⑥今の状況での私のメリットは?(もし、今の状況を私が望んでいるならば?)
⑦どんな自分でも○をつけましょう(自己受容のすすめ)
⑧ゼクシィ大作戦(結婚の準備しましょうか)
こんな所がポイントになると思います。
婚活を10年続けている理由は?
どんな出来事でもそうだと思いますが、10年も同じことを続けるというのは、本当に凄いことですよね。Nさん、本当に尊敬します。
でも、同じことを続けるには、モチベーションが必要だと思うのですが、Nさんにとっては、何がモチベーションになっているのでしょうか?
ここのモチベーションは言い換えると「どうして結婚したいのか?」「なぜ、そこまで結婚にこだわるのか?」ということです。
これは「結婚を諦めなさい」という、悪意のある意味ではありませんので、誤解しないでくださいね。
10年もの年月をかけてまで「婚活」をしているのですから、結婚という意味がNさんにとって「特別なもの」ではないかなと思うのです。
この私にとっての結婚というのを、もう一度ノートなどに書き出してみてください。
自己肯定感を高めよう!!
>会った方は、こちらが断ることはあっても断られることはありませんでした(自慢ではなく、とにかく誰かと会いたいと思い、「公務員次男A君」的な人に申し込むと気に入られるだけです)。
このお話なんて、かなり自信を持たれてもいいかなって思いますけど、Nさんはどうですか?
ちゃんと、自分に自信もってますか?
鏡の自分に「私はいい女!!」って言ってあげてますか?
>時々、「いいかも」という出会いがあり、お相手が前向きなので、このままいくとうまくいくなあと思いましたが、急に私が前向きになれなくなり、それが相手にも伝わり、結局風向きが変わって、焦ってとりかえそうとしますが、時すでに遅し。後に、「どうしてあの人ダメだったのか自分がわからない」と、自己嫌悪に陥るのを何人か経験しました。
ここの文章でもあるように、婚活中ってとにかく精神的なストレスが貯まりやすい状況なんです。
相手の方と上手くいかなかった時も、これが普段の出会いならば、そこまで落ち込むこともないと思うのですが、婚活中は上手くいかない原因はすべて自分の責任にして、自分を責めてしまい、結果的に自己嫌悪して自己肯定感を下げてしまうという、負のスパイラルに入ってしまいがちです。
そもそもですが、パートナーとのご縁は自分ではコントロールできません。
ですから、例え上手くいかなくても、ご自身の責任ではないので、自己嫌悪する必要はないのです。
「出逢いはご縁もの」という軽い気持ちでいるのが、オススメです。
結婚のイメージは?
Nさんにとっての結婚のイメージって、想像したことありますか?
結婚のイメージを言葉にだすと「結婚は○○」みたいな感じですね。
そして、その時に感情は何を感じているかもチェックしてみると良いと思います。
結婚について、ワクワクやドキドキを感じているでしょうか?
人間は不思議なもので、イメージできないことは実現することが難しいと言われています。
ですから、スポーツの世界ではオリンピック選手やプロ選手などはイメージトレーニングをして、その時に感じる感情(例、オリンピックで金メダルを獲得した時の気分)を先に感じて、潜在意識の力をつかって現実を引き寄せるという事を、行っています。
Nさんにとっての、結婚のイメージがあまり良いものではなければ、ワクワクやドキドキのイメージに変えて行こう!!いうご提案になります。
※Nさんには、1人でもできるセラピーのワークを文章の最後に書いておきますね。
婚活を楽しんでますか?
>まずは会えなければ何も始まらないと、普段は着ない淡いカラフルな服を着て、相談所のカウンセラーから指示された写真スタジオでヘアメイクをしてもらい、カメラマンになんとか笑顔の写真を撮影していただき、載せました。
プロフィールも色々な人に助言していただき、真剣な中にも真面目過ぎない文章に変えたりしてきました。
スタジオで写真を撮ったり、ヘアメイクしたりするのって、女性としては、テンションが上がるものだと思うのですが、Nさん楽しんでますか?
意識が婚活相手に向いている時は「相手にどのように思われるのだろうか・・」「どんな私に見られるのかな?」など他人軸になっています。
他人軸でいる時には、婚活相手目線になっているので、主体性が自分に持てなくなります。
そこで「私軸」=自分軸ですね。
自分がどうしたいのか?
自分がなにがしたい?
自分はどういうメイクが好き?
自分はどんなヘアアレンジが好き?など
自分が好きな事をどんどんチョイスしていくと、楽しくなってきて、テンションが上がると思うんですね。
「自分のテンションが上がる事をする」それが結果的に婚活中の時間を、楽しむコツになってきます。
婚活方法が結婚相談所というのが、私の本質と合っているのか?
>何人か会いましたが結果につながらなかったので、数年前に、知り合いから紹介されたこじんまりした相談所にもダブルで入会しました。
結婚相談所の婚活は、年齢で1次選考に落ち、次にいきません。100人中1人くらいしか会うことができません。
なかなか相手に逢うのも大変なんですね。
100人いて、1人ですとかなりの確率ですし、そもそもこの状況だと、自分ならば「なんとかしないと」って思ってしまいますが、Nさんはいかがでしょうか?
だって、その次に逢うのがまた、100人中1人ですよね。プレッシャーも半端なくかかりますよね。
>結婚したいので、すぐに結婚しそうな人に申し込み、相手に気に入られますが、正直面白くなく、一緒に住むことは無理と思い、結局断ってしまいます。友人からは、「結婚したらどうせ会話なんかないんだから、静かな人の方が気楽だよ」と言われますが、心の鐘が鳴らないとダメ、と乙女なことを考えてしまいます。
>今まで付き合った人は、私への思いがあまり感じられず、私の一方的な思いだったので、50歳を目の前にして「はじめての両想い」を経験したような気がして、執着してしまっています。
この辺りの文章から、Nさんって思考的に行動されていますが、実際の所はとても感受性が豊かな方どだと思うのです。
その証拠に「心の鐘がならないと・・」と思ってらっしゃる訳ですから、思考的に割り切る出逢いや、恋愛に仕方があまり合っていないのではないか?と思います。
結婚相談所での婚活って、相手を条件やプロフィールで判断する場面が多いと思うので、思考的な方には向いていると思うんですね。
Nさんが、もし、条件やプロフィールで割り切れない何かを感じられているのだとしたら、ここで違う出逢いの方法にチェンジしてみるのもアリかなと思います。
まだまだ、あるのですが、流石に長くなってしまいましたので、続きは次回にしたいと思います。
今回はここまでです。