僕と彼女の生きる道vol5    ~娘は娘、私は私〜

こちこんばんは、カウンセラー歴7年、カウンセリング人数
700人以上の問題を解決に導いた

夫婦心理学カウンセラーの椙山眞伍ヤタです。

前回はLINEのアカウントが無くなってしまい、
私の目の前から居なくなってしまうのではないか?
という予感を感じたところまででした。

今回は、ヤタにとって1番恐れていた日が遂に訪れて
しまいます。

それでは、少しだけ時間を戻していきます。

バックナンバーはこちら
僕と彼女の生きる道vol1~父親を訪ねて~
僕と彼女の生きる道vol2~再会の日~
僕と彼女の生きる道vol3〜願いが叶った日〜
僕と彼女の生きる道vol4~別れの予感〜

※※

2021年3月26日

この日は朝からとても良い天気でした。

私は飛行機に乗る趣味があり、この日もフライトを予約
していたので朝から空港に向かっていました。

空港に向かう電車の中、スマホを操作しながらSNSなどをチェックしていたところ

ふと、思ったんです。

娘とのアカウントは大丈夫かなと。

Twitterを開き娘のアカウントにアクセスすると…

アカウントが開きません。

「おかしい」
「どうしたんだろう」
「バクかな」

色々なことが頭の中をよぎります。

その中でも、あることだけは考えないように
避けていました。

私の中では、まだ受け入れる準備が出来ていなかった
のです。

電車の中で何度もアクセスを繰り返し、アプリを閉じたり
開いたりを繰り返すも、やはりアクセスできません。

私の心臓の鼓動は早くなり、ぎゅーと掴まれるように
苦しくなってきます。

そして、勇気を出して娘に対してDM(ダイレクトメッセージ)を送ります。

「おはよう」

この文字を入力するも、送信ボタンが押せません。

入力した文字を見ながら、電車は2駅ほど過ぎたところで、

思い切って送信ボタンを押します。

「送信できません」

メッセージ画面に映し出される文字。

私は
「いや、そんなはずはない!」
「何かの間違えだ!」
「送信できないってなんだよ!」

こんなことを思いながらも、心の奥底で聞こえてくる
声があります。

「やっぱり居なくなってしまったか…」

やっぱりという言葉が出る時点で、私はいつかこんな日がくることを知っていたのです。

私はこの事実を必死に受け入れようとしました。

「娘が決めたことだから、仕方ない」

「仕方ないんだ!」

この言葉を何度も何度も、自分に言い聞かせて
いましたが、

「でもどうして?」

「何故なんだよ!」

「こんなはずじゃない!」

「パパが何したって言うんだよ!」

「嫌だよ!」

「あき、居なくならないでくれよ!!」

私の心はこの現実を、受け入れることを
必死に抵抗していました。

※※

電車は、空港に到着しチケットカウンターに行き
チェックインを済ませます。

今日のフライトは名古屋→沖縄→羽田→名古屋。

沖縄便の出発ゲート前は、リゾートへ向かう家族連れや
学生さんやカップルで賑わっていました。

そんな中、私は孤独感に苛まれていました。

飛行機は離陸し空の上では、賑やかな声と笑顔が機内に溢れている中で私は1人で必死に

Twitterのアカウントを、何度も何度も調べていました。

アカウントを復活させる方法

アカウントが消えたのかどうか?

別のアカウントになっているかどうか?など

フライト中、ずっとスマホから目を逸らさずに
必死に探します。

Googleで検索をかけては、また調べる。

これをずっと繰り返していました。

娘のことを調べているうちに、飛行機は那覇空港に

着陸します。

沖縄までの2時間20分の間、私は娘に執着していました。

飛行機を降りると、少しずつ事態が飲み込めてきます。

そして

「ああ、娘は自分の意思で連絡を絶ったんだなぁ」と

娘の意思を認めるしか、ありませんでした。

南国ムードの空港の雰囲気が、色褪せた景色に見え
私の目には仲の良い、家族連れの姿ばかりが目に映ります。

なんとも言えないブルーない気持ちのまま、羽田空港行きの飛行機に乗り込みます。

窓側の席だったこともあり、空の景色を見ながら
沢山の感情が出てきます。

「こんなことならば、もっと話しておけば良かった」

「もっとLINEすれば良かった」

「連絡取れなくなるなら、確実な連絡先を聞いておけば良かった」

「もっと2人で逢えば良かった」

「もっと楽しく過ごせば良かった」

沢山の後悔の念が頭をよぎり、自分で自分を責める気持ちがたくさん出てきます。

でも、私は知っていました。

自分自身はこれがベストだったこと。

今の関係性では、逢えば逢うほどに罪悪感で苦しかった
ことを…。

2人が居心地良い関係性になることは、今の私では
無理でした。

そう思えた時、

ある言葉が浮かびます。

「自分にはもう何もできない。娘には娘の人生がある。
娘は自分の人生を選択する権利がある」と

「愛するというのは、相手がどんな場所でも、誰の隣にいても、その人の幸せを願うこと」

この言葉は、昔、師匠である根本さんが私に言った言葉です。

もう、この言葉を受け入れるしか、私に残された選択は
ありませんでした。

この言葉達をゆっくりと、受け入れたと同時に
飛行機は羽田空港に着陸しました。

ここまで

 

本当は今回で最終回の予定でしたが、あまりに長くなってしまいましたので、

今回はここまでにします。

次回は
僕と彼女の生きる道vol最終回~手放せるほど愛せますか?〜

最終回は、明日の20時に配信します

是非楽しみにして下さいね。

それでは。

※※

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