「頑張り屋さんの本音」
こんばんは、パートナーシップ専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
日付が変わってしまいましたが、昨日も本当に暑い1日でしたが、皆さんの体調管理は大丈夫ですか?
夜もかなり遅くなりましたので、今日も早速、本題に進んで行こうと思います。
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いつも、彼の顔色ばかり伺っていました。
彼が不機嫌にならないように、気を配っていました。
言いたいことも、たくさん我慢しました。
機嫌が悪くならないように、いつも笑顔でいました。
自分の都合で突然の呼び出しも、彼のところに駆けつけました。
彼からLINEが来たら、直ぐに返信するようにしました。
自分も仕事で辛くなったときも、彼が話を始めたら黙って彼の話を優先して聞きました。
彼の仕事が上手くいくように、自分の事は後回しにして、彼を何度も何度も励ましました。
彼の事が大切だったから、彼を助けたいと思いました。
彼は弱い人だから、自分は後回しにしても、彼を何とかしなきゃって思いました。
自分は大丈夫って、ずっと思っていました。
彼が急に怒りだしたら、私がいけなかったんだって思っていました。
彼が、嬉しそうに笑うことが私の幸せって、思っていました。
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彼とは、同じスポーツが趣味で、いつも一緒にいました。
彼が色々な場所に、大会や試合に連れってくれて、その道中の車の中のトークが盛り上がって、2人でよく笑いあっていました。
一緒にいて趣味も合うし、話も面白いので、これからいい関係で、ずっと一緒にいたいなって思っていました。
彼は旅行に行くのも好きだったので、ちょっと無理な旅程でも、会社を強引に休んで有給を取って、旅行に行きました。
彼が一生懸命に考えてくれたプランで、一緒に旅行に行くことが、本当に幸せでした。
彼は、趣味も多くて彼の応援しているサッカーチームの応援にスタジアムに行きました。
彼の応援しているチームが得点したり、勝利した時に、彼と一緒に喜んだりハイタッチしたりして、そんな笑顔いっぱいの彼を見ることが幸せでした。
彼はオシャレ大好きな人だったから、彼と買い物にいくと、私の洋服もチョイスしてくれました。
その時に「よく似合うよ」なんて言葉を聞いたら、私は彼が喜ぶのならばと思って、直ぐに彼好みのワンピースを買っていました。
彼が喜ぶ姿を本当に見たかったんです。
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でも、彼を自宅に送った帰り道の、1人で運転していると思ったんです。
「淋しい」って。
そう思ったら、ドンドン淋しい気持ちが溢れてきて、淋しさが止まらなくなって・・・。
涙もドンドン溢れてきて、フロントガラスが見えないくらいになって。
声を上げて、号泣してました。
その時に、思ったんです。
「本当は私、淋しかったんだ」って
「私は大丈夫」って彼の前では口癖だったけど、本当は、全然大丈夫じゃ無かったんだって
「私のことも見てほしかったんだ」って
ずっと、ずっと、いつかは彼が気付いてくれるって。
「彼が笑顔になるのなら、私が我慢すればいい」って。
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でも、もうダメなんだって。
私はもう大丈夫じゃなくて、淋しいです。
彼の理不尽な態度や行動も、沢山ありました。
彼に話すと不機嫌になるからって、何度も何度も我慢しました。
本当は、こんな理不尽なお付き合いを、何でしなきゃっていけないの?って思っていました。
でも、彼の過去の話や、トラウマのお話など聞いたら、私が彼を幸せにしなきゃって
彼を助けられるのは、私しかいないって・・・。
でも、もう無理だったんです。
少しづつですが、気がついていたんです。
私が私に嘘をついていることに。
私が自分に嘘や我慢が、出来なくなっていたことに。
私には無理だったんです。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
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こんな頑張り屋さんの彼女を、貴方はどう思いますか?
このような、頑張り屋さんのお話を、カウンセリングでは伺う事があります。
「よく頑張ったよね」
「本当は沢山、言いたいことあったよね」
「自分を後回しにして、しんどかったよね」
「彼の笑顔が見たくて頑張ったよね」
「我慢も沢山して、辛かったよね」
「私のことも本当は見てほしかったよね」
「私のことも大切にして欲しかったよね」
やっと判って貰えたという想いが、涙になって流れていきます。
そして、彼女の顔が安堵の表情と、スッキリした顔になっていきます。
貴方の本当の気持ちは、大切にできていますか?
参考になれば幸いです。
今回はありがとうございました。
それでは、おやすみなさい