【心理学】頑張りすぎるあなたへ!~信頼することで得られる真の成功と相互依存~

  
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んばんは。

心理カウンセラーの椙山眞伍ヤタです。

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今日のテーマは「頑張ることに逃げない」です。

自立の人達が得意なことの一つに「頑張る」があります。

頑張るという事は、言葉だけ見れば素晴らしいのですが、ケースによってはドツボにハマってしまうこともあるんですね。

例えば

ある会社の社長さんがいました。

彼の会社は社員が5名の小さな会社。

小さな会社ですが営業や商品の販売、顧客の対応、事務や経理などを、社長の彼が先頭に立って、全ての業務をこなしていきます。

(社員さんはいるんですけどね)

彼の口癖は「自分がやらないと…あいつらには、まだ任せられない」

この言葉の通り、社長の彼は、365日ずっと働きぱなしなんです。

これだけ書くと、社員さんは全く仕事出来ないみたいなイメージですが、実は社員さんはかなり優秀な方ばかり。

出来る精鋭が5人も集まっているんですね。

 

それでも、365日休まずに孤軍奮闘すれば、当然ながら彼の身体に異変発生!

身体が悲鳴をあげて、体調を崩してしまいます。

(まあ、当然と言えば当然ですが…)

社長の彼は「俺がやらなきゃ、誰がやるんだ!」と言いだし、それでも仕事を休みません。

その結果、一週間後に、強制終了にて入院することに。

入院しても、彼は社員達にあれこれ指示を出し、病室から関節的に仕事をしようとします。

その姿を、ちょうど見ていた、同じ病室の老人が

「さっきから君を行動を見ていたが、何故、病気に入院してまでも、仕事をしようとするんだい?」

こんな質問を彼に投げかけます。

すると彼は

「自分が居ないと、会社は全く機能せず最悪の場合、潰れてしまいます」

老人は彼の答えを聞き、さらに質問します。

「会社が潰れないように、頑張っていると言っていたが、それは自分の保身のためかい?」

その質問に彼は

「いいえ、私よりも社員のためです。社員の中には家族がいる者もいますから」

その答えを聞いて、老人は

「そうか…。社員のために頑張っているのだな」

「一つ質問したいのだが、その大切な社員達は、君が頑張って病室から仕事をしていて、喜んでくれているのかい?」

「だって、社員のために頑張っているのならは、社員が喜んだり、楽しんでいなければ、おかしいではないか?」

こう老人か言われると、彼はハッとするんです。

社員のために頑張ってきたことは、全く偽りがないし、胸を張って言える。

でも、自分が頑張って仕事をしていた時、確かに社員のみんなは、誰も笑っておらず楽しそうではなかった。

仕事量だって、残業だって、無理な容量ではなかったのに…。

彼は、少しずつ考え始めます。

そして、老人が社長の彼に伝えるんです。

「君は自分が頑張れば、みんなは喜んでくれると思ったのかも知れない」

「でも、社員が笑顔ではない理由は、君が社員達を信頼していないからだよ」

社長の彼は老人に聞く

「信頼していない…?」

老人は続けて

「そう、君は社員達の能力や価値を全く信頼していないから、彼らに仕事を任せることが出来ないんじゃないのかい?」

「君が逆の立場だったら、どうだろうか?社長から仕事を任せてもらえず、信頼されていないって、かなりショックだと思わないかい。社員のために頑張っているのに、逆に社員を苦しめている…」

「君の会社の社員達の能力は、本当に仕事を任せられないレベルなのかな?私の直感だがそんなことは、ないと思うがね」

そういうと、老人は部屋を出て行った。

社長の彼は老人の言葉を聞いてから、ずっと考え込んでしまった。

(社員のために頑張っているのに、逆に社員を苦しめているか…。)

(確かに社員のみんな楽しそうではなかったな)

(俺は、大きな勘違いをしていたかも知れない)

そう思うと、彼はあることを決断するんですね。

 

退院の日になり、社長の彼は会社で社員を集めてこう伝えます。

「俺は君達のことを、全く信頼できずに自分が頑張れば良いと思っていた。でも、それは気道も俺自身も、信頼できていなかった」

「みんな、俺のことを助けてくれ。俺はもう今までのようには、頑張れないから、君達の力を貸して欲しい」

彼はこの言葉を内心、ドキドキしながら断られる怖れを抱えながら伝えたんですね。

すると社員の1人が

「社長、俺、何をすればいいっすか?社長に付いていくって、腹括ってますから」

「私達、もっと頑張ります!」

「社長、いきなり泣きはズルいっすよ!」

社員のみんなが、笑顔で社長の思いを受け入れてくれたんです。

その社員のみんなの笑顔が、実は社長がずっと見たかった光景。

この光景をずっと、追いかけてきたんですね。

これ以降、社長の彼は業務から退き、本来の社長業に専念。

人脈を広げて間接的に会社の発展に貢献するようになります。

社員のみんなはイキイキと働き、会社の業績はアップ。

誰もがWIN=WINの状態になったんですね。

このお話を読んで綺麗事かと思うかも知れません。

でも、誰かにお願いしても、受け入れてもらえないという怖れや疑いを超えて自分から差し出すのがサレンダー。

人生を変えたいあなたに必要なのは、怖れや疑いを超える勇気とサレンダーかも知れませんね。

それでは・・。

 

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