【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー10話】「自分らしく」生きるために~自由への闘いへ
こんにちは、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
10月も終わりに近づいてきましたね。
今月はなんと私、週に1回ペースで東京に出張しておりました。
が、
残念な事にスケジュールの都合で、飛行機での移動が0なんです涙
私にとってのファーストチョイスは、絶対的に飛行機でして・・。
直行便がなければ、どこかを経由しても飛行機に乗りたいわけです。はい。
ちなみに、先月の出張では
成田→新潟→名古屋とフライトして帰宅しました(笑)
しかも、新潟空港の滞在時間はなんと1時間!!
うーん。理解不能ですよね。
妻からは「採算取れてるの?」と鋭いツッコミがありますが・・・。
聞こえないふりして、流しております。
ちょっとマニアの領域に入ってしまいましたので、本題に移りますね。
久々になりましたが「野良猫男子のリアル恋愛ストーリー」を書いていこうと思います。
前回のお話はこちらです。
今回は、離婚を決めた後、元嫁を説得しようとしますが・・・。のお話です。
修復に向けて頑張っている妻に対しての、男性心理も少し書いています。
それでは、どうぞ!!
※※※
夫婦を修復するため、やれることを全てにチャレンジしたにも、関わらず、自分の気持ちが戻らなかったことに、私は自分自身でショックを隠せませんでした。
彼女との関係もなくなり「家族で一緒に住めば、大丈夫だろう。修復に向けて頑張れば、なんとかなるのでは」と考えていたのに、気持ちが戻らない。
そんなことがあるのか…
絶句でした。
でも、どこかで、良い意味で諦めの気持ちも有りました。
それは、本当に覚悟を決めて、ベストを尽くしたと自分自身が、知っていたからかも知れません。
自分の中で、素直に気持ちを認め、離婚を決意した私ですが、この気持ちを素直に、元嫁には話すことが出来ませんでした。
そうです。
元嫁に対して、罪悪感を感じていたのです。
今だからこそ思うのですが、元嫁も必死だったと思います。
とにかく、自分の感情を二の次にして、私を何よりも優先してくれました。
でも、私の気持ちとしては、素直には受け取れませんでした。
それは「罪悪感」と今までの元嫁に対しての「怒り」の感情からでした。
私は自分の行動に対しても「悪いことをした」と思っていましたし、居心地をよくしようと、必死な姿の元嫁に対して「応えられなくて、申し訳ない」という気持ちで、一杯でした。
優しくされれば、される程に、罪悪感を感じて居心地が悪かったのですし、自分の気持ちが戻らない事に対しても、自分を責めていました。
「罪悪感」を感じて「自分を責めて」また「落ち込む」というサイクルをずっと繰り返す。
これが自宅で感じていた感情でした。
正直にいえば、自宅はあまり居心地の良い場所ではありませんでした。
それと同時に、今までの態度と真逆の態度に対して「どうして今更するのだ!!︎おせーよ!!」という怒りも、抑える事が出来ませんでした。
本来ならば、ここでもコミュニケーションを取って話し合うというのが、本来の夫婦の形かもしれません。
でも、私と元嫁の間には、大きな大きな溝があり、この溝は、コミュニケーションという掛け橋では到底届かない距離でした。
私の中で、離婚すると決めてしまった以上、このまま同じ家で一緒に暮らすことに、意味を見つけることが出来ず、以前に1人暮らしをしていたアパートに、戻ることにしました。
元嫁からすれば、無言でアパートに戻ったことが、理解出来ないようでした。
※※※
狭いワンルームは、自宅よりも、格段に狭いのですが、何故か、私には安らぎを感じる空間でした。
改めて、自宅での苦しさと閉塞感を感じます。
離婚というのは、残念ながら法律で定められているものなので、知っての通り、1人の意向では出来ません。
私は、自分の人生を生きる為にも、元嫁と婚姻関係を解消しないといけません。
しかしながら、コミュニケーションという掛け橋ぎ、2人にはかからないのです。
そうです。
この状況になっても、元嫁は、離婚には一貫して応じません。
私としては、「はいそうですか」というわけにもいかないので、何度も話合いの場を持ち、説得しようとしました。
しかし、全く応じてもらえませんでした。
私は結婚や恋愛は、どちらか一方が「別れる」と決断したら、関係は解消されるものだと、ずっと思っていました。
でも、元嫁は違う価値観を持っており、恋愛はともかく、結婚というのは
「何がなんでも離婚してはいけない」
「親は子供の為に全てを犠牲にしなければいけない」
この言葉を、何度も何度も、私に伝えてきたのです。
その言葉を聞いて私は「元嫁と一緒にいる事は、自分らしく生きることができない」のだと思いました。
そして
元嫁のとの婚姻関係は、私に「自由」はなく、鳥カゴの中に入って一生を終えることになるのだと。
この発言を聞いて、私は元嫁に対して、心の底からの想いを伝えました。
「頼むから、お願いだから、もう自由にさせて欲しい…」
この発言をして、元嫁の口から「わかった、もういいよ」という言葉が出たら、多分、私は離婚を選択していなかったと、思います。
そして、元嫁の口から出てきた言葉は
「それは、絶対にできない!!」
この一言でした。
この言葉を聞き、私の中で自由に生きる為に闘うという覚悟を決め、元嫁に対して
私「わかった。弁護士をつけて調停する」と伝えました。
私からの宣戦布告です。
元嫁は表情を変える様子も無く
元嫁「仕方ないですね。ご自由にどうぞ︎」と、私から別れられる訳がないという、勝ち誇った態度でした。
※※※
この日を境にして、私は元嫁との話し合いや、元嫁への未練や後悔などは、完全に無くなりました。
私が、元嫁という鳥カゴから、逃げ出すには第3者の力を貸りて、この国では絶対的な力と権力を持つ「法」の力を借りるしかありません。
私は、パソコンで離婚問題に強い弁護士を探します。
しかしながら、弁護士に対して、1度目の別居調停の時に、依頼した弁護士が、余りにもお金優先のビジネスタイプだったので、余り良いイメージが
ありませんでした。
それでも、私の本気度と自分だけの力では限界だった為、パソコンで探した弁護士と面会をして、依頼することにしました。
弁護士に依頼をした結果、離婚調停の申し立てや手続き、調書類の作成など、あっというまに進み、準備万端で1回目の調停の日を迎えました。
私は「この離婚調停が終われば自由になれるんだ!!︎」と意気揚々と裁判所に向かいました。
この後、この闘いが1年8ヶ月も続くとは、誰もが思ってもいませんでした。
今回は、ここまでになります。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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カウンセリングとの出会いと忘れられない彼女の存在 Vol11