【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー21話】幸せへの流れには乗れない2人~決まらない結婚式場
こんばんは、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
お弟子さん制度の2期が無事に終了したのですが、名古屋に戻ってきても、なんだかモヤモヤ。
SNSにお弟子さん達が、投稿している修了式の写真などを見ていると、なんだか淋しい気分になってきます。
あっ、そうか。
お弟子さんロスか…。
ようやく気がつきました。笑
東京にお弟子さん制度の立ち上げから始まり、テキスト作成チーム、1期外野から2期の講師と、気がつけば1年半程、月1ペースで東京出張でした。
いつの間にか、東京に来ることが、当たり前のルーティンになっていたようです。
4月からは、大阪でお弟子3期が始まります。
一旦、東京とはさよならで、新しく土地でのチャレンジに、不安とドキドキを感じながら、半年間チャレンジして行こうと思います。
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今回は1か月ぶりになります「野良猫男子のリアル恋愛ストーリー」を書いていこうと思います。
余りに間が空いてしまいましたので、前回までをを忘れている方も多いと思います。
前回の記事はこちら
前回は、セミナーのエンディングで、私ヤタがプロポーズして、彼女が受け入れたところで終わっていました。
今回はその続きからいきます。
セミナーエンディングでのプロポーズは、最高の盛り上がりを見せて、ハッピーエンディングの中、浮かない顔をしていた彼女は、すぐに笑顔を見せていました。
セミナーが終わり、私と彼女は結婚に向けて、具体的な行動に移ります。
まず、1番初めに手をつけたのは、式場探しでした。
彼女は、ゼクシィを買い、好きな式場を数軒ピックアップして、その式場のフェアや下見会に参加します。
彼女が最初に選んだ式場は、ガーデンの緑が鮮やかでロケーションがバッチリの、住宅街のレストランウェディングでした。
併設した、チャペルの中もそれは素晴らしくて、彼女は「ここがいいねー」と上機嫌で笑顔に溢れています。
一通り、会場を案内してもらい商談に入ります。
まずは、金額の話になり、流石のロケーションからして、安くはないだろうと思っていたところ、積書に書かれた金額は、予想通りかなりの予算オーバーでした。
それでも、彼女からしたらこの会場がとても気に入ったらしく、金額よりも会場に空きが有るか?に興味が移ります。
結婚式を挙げたことが、ある人は分かると思うのですが、結婚式場探しは、早くて1年前からスタートします。
遅くても半年くらいな感じです。
私達は、プロポーズが急だった事もあり、4ヵ月後に結婚式を挙げようと、急に準備している分、会場のスケジュールもやはり空きがありません。
2人の第1希望日、第2希望日共に、空きがなく、あんなに笑顔だった彼女の顔も、曇っていきます。
それでも、第3希望に空きが見つかります。
曇りがちだった彼女の顔に、少し笑顔が見えます。
そして、会場のスタッフからこのような提案を受けます。
スタッフ「本日中の誓約でしたら、お見積もりから10万円をお値引きさせて頂きますよ」
嬉しいご提案だったのですが、僕ら2人には心理学でお世話になった方を呼ぶ為に、スケジュールを確認しないと返事が出来ません。
その中でも、2人が当時からお世話になっていた
根本さんは、1年先までスケジュールが埋まっている超売れっ子カウンセラーです。
根本さんには、必ず出席してもらわなければと、その場でメールにて、連絡を取ります。
スタッフさんには「嬉しい提案なんですが、必ず式に出席して頂きたい方と、まだスケジュール確認が取れないのですが…」と伝えると、
スタッフ「では、本来ならその場での誓約が条件なんですが、営業時間中にご返事をもらえるならいいですよ」と
期限を伸ばしてもらいます。
そのまま、会場のスタッフさんとは、仮スケジュールにて、話を進めながら連絡を待ちますが、メールの返信は来ず、そのまま帰宅します。
帰りの車内でも
私ヤタ「根本さん、面談中かな?忙しいんだね。」
彼女「そうみたいね。でも、どうしよう?お値引きないとかなり金額苦しいよね?」
私ヤタ「確かに。まぁ、期限過ぎてもお値引きをお願いしてみるしかないね」
しかしながら、この日に返信はなく、リミットの営業時間は終了してしまいます。
そして、翌日に、根本さんから返信をもらい、会場に掛け合ったのですが、結果は、お値段は高いままに。
この報告を彼女にすると、流石に残念そうでしたが、次の式場も見てみようとなりました。
※※
次の式場も、同じようなガーデンスタイルレストランでした。
しかしながら、やはり最初に見たレストランと比べてしまうと、残念ながら見劣りしてしまいます。
スタッフさんや、お店の雰囲気、料金など条件は良いのですが、何か物足りなさを感じます。
この後も、他の会場を視察しましたが、結局、
同じような感じに、なってしまい、契約には至りません。
それでも、不思議と2つの会場は、自分達の希望日に空きがあるのです。
時間だけが過ぎていき、何も決められない状況は変わりません。
私ヤタ「ねぇ、どうするの?」
彼女「1番初めが良かったけど…。うーん、どうしよう?」
私ヤタ「でも、何処に決めないと」
彼女「もう、わからない。どうする決めてよ」
私ヤタ「でもさ、どうしたらいいか分からんよ」
彼女「だって、最初が…。でも高いしなー。まぁ、決めないとね…。」
こんな感じで、グルグルと回っていました。
そして、2つの会場のうち、1週間だけ仮予約として、会場を押さえてくれるとの話を頂いたので、その中の一つだけ、仮予約をすることにしました。
私ヤタが会場に行って、手続きをして電話で報告すると
私ヤタ「あのさ、2番目の会場を仮予約したから」
彼女「はぁ?何勝手に決めてんの?」
私ヤタ「わからんから、決めてくれって言ったじゃん。」
彼女「仮予約って何?勝手に決めんじゃねーよ。キャンセルしてきてよ!」
私ヤタ「キャンセルしてくんの?」
彼女「私、嫌だよ。ちゃんとキャンセルしてよ」
こんなやり取りがあり、結局、プロポーズしてから、不思議と結婚に関して何も決まりませんでした。
彼女との結婚に向けての準備は、必死に頑張っても全く流れは変わらず、むしろ、目に見えない大きなものが2人の進む道を、阻んでいるのではないか?と思うほど、上手く行きませんでした。
上手くいく時はトントン拍子という言葉の通り、僕ら2人の結婚はどこか無理があるものだったことを、当時は気が付かずにいました。
長くなりましたので、今回はここまでになります。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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心の蓋が開いた先にあるものVol22
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