【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー】父親として生きますか?私として生きますか?

こんばんは、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーのヤタです。

少し間が空きましたが「野良猫男子のリアル恋愛ストーリー」を書いていこうと思います。

前回の続きはこちらです。

今回は、父親として生きるのか?1人の人間として生きるのか?の葛藤や、父親から娘への愛情についても書いてみました。

それでは、どうぞ。

※※※

とうとう、彼女と別れてしまった次の日の朝。

私は、まだどこかで、自分の目の前にある現実を、受け入れる事ができませんでした。

以前にも、似たような出来事に何度も遭遇しているので、今回も「なんとかなるだろう」と楽観的にいましたが、いつもとは違う雰囲気も察していました。

いつもの日課通りに、彼女にメールを送ります。

しかし、メールの返信は、お昼を過ぎても、夕方になっても、夜になっても、ありません。

この時になってようやく

「あっ。彼女とは終わったんだな…」と別れを実感しました。

本当の意味で、身も心も1人になった私は、当時の借りていた、狭いワンルームの部屋で、自分の置かれている立場や現実を見て、愕然としました。

あんなに、1人になりたくないと、心から願っていたにも関わらず、結果的には1人になってしまい

「どうしてこうなるんだろう⁇」

「1人なりたく無いのに、どうして…」

「1人になってどうすればいいのだろう」

「1人にならないために、どうすればいいのか⁇」

1人で生きることに、かなりの恐怖を感じていた自分は、1人にならない方法を、ネットで検索を何度も何度も、検索しました。

何度、検索をしても、1人にならない為の方法は、見つかることはなく、誰もいない1人の部屋で呆然としていました。

※※※

1人には、なりたくはない。

しかし、あの元嫁ともう一度、一緒に暮らすのも嫌だ!!

この葛藤が、心の中でぐるぐると回っていました。

私は「必ず上手く行く方法があるはず」と思い、必死になって考えます。

来る日も来る日も、考えました。

そうしていると、少しずつですが、ある答えが浮かび上がります。

考えれば、考えるほどに、この方法しか無いように思うようになります。

そして、決断をします。

それは「元嫁ともう一度ちゃんと向き合う」ということ。

以前は、彼女がいたことで、ちゃんと向き合うことから、逃げてしまいましたが、私は生まれつき「逃げる」ということが、1番嫌いだったので、今回は、自分がやれるだけやろう!!と、ベストを尽くしてダメならば仕方ないと、覚悟を決めたのです。

この当時の私は、とにかく修復にベストを尽くしてダメならば仕方ないと、腹を括っていました。

※これを、心理学では「コミットメント」と呼びます。

「コミットメント」は、どんな状況でも、自分のベストを尽くす︎という覚悟の事で、何度も何度も自分が、ベストを尽くす選択をするという意味があります。

話を戻しますね。

私は、元嫁ともう一度だけ向き合い、それで修復できるならば、それでいいし、ダメならば、離婚しようと思っていました。

自分の愛する娘に対して「パパは、ママと仲直りできるように頑張ったけど、無理だったから、別れたんだよ」と、胸を張って言いえる自分でいたかったという、思いもありました。

そして、後悔だけは絶対にしたく有りませんでした。

※※※

久しぶりに、元嫁の携帯に電話をして「そっちの家に戻るから。それで、もう一度だけ頑張ってみようと思う」と告げます。

元嫁は「戻ってきてくれるの?ありがとう」と困惑気味でした。

その電話の向こうで娘に向かって「パパが帰って来るって︎」と伝えると「やったー!!」と、喜びの声を上げる娘の声が聞こえました。

久しぶりの自宅は、なんだか他人の家のような感じがしました。

元嫁と娘は「パパお帰りーー」とテンション高めで喜んでいましたが、私はバツの悪さも有り、高めのテンションにはついて行けずに、言葉も少なく部屋に篭りました。

家族3人が揃っての夕食や、団欒の時間は、以前の状況とは、一変していました。

以前の夕食の時間や団欒の時間は、元嫁の暴言が飛び交い

「お前は、言われた事もできんのか?」
「自分で考えて動け!!︎」
「これで、手伝ったとか思うなよ!!︎」

とディスり続けられていた態度が、お客様扱いに変わり、逆に、違和感というかコビを売る感じ見えて、素直に優しさとは受け取ることは、出来ませんでした。

とにかく、必要以上に気を使っている元嫁に対して、かなりのドン引きと、冷めた目で見ている私がいました。

私は、やれる事は全てやると決めて、自宅に戻ってきたので、修復できるきっかけになりそうなことは、全てチャレンジをしました。

2人の時間を作って、デートにも行きましたし、プールにも行き、家族3人でも、旅行に行きました。

家族の為にでも、夫婦として継続できるならば、それでもいいとさえ、思っていました。

町内の運動会にも、家族で参加しました。

休日は、元嫁か家族の時間にしました。

何とか、何とか、止まった心が動いて欲しい!!︎と思っていました。

もう一度、家族3人で暮らせるように…

もう一度、夫婦に戻れますように…

とにかく、やれる事を全てやりました。

それと比例して、上手くなったのは、作り笑いだけでした。

※※※

この時期になると、自分でも少しずつ気がついてきます。

自宅に居る自分が、頑張っているんです。

自宅で、頑張っているんです。

1番、心休まる場所が、頑張らないと居ることが出来ないのです。

何度も、何度も思いました。

「娘も居るし、これでいいじゃないか」
「自分が我慢すれば、全て収まるんだ」
「自分が辛かった離婚を娘にもさせるのか?」
「我慢しろ!!︎耐えろ!!︎これが幸せだ!!︎」

気持ちの中で、私は何度もムチを入れて、良き父親、良き夫を演じていました。

そして、とうとう、限界の日がやってきました。

その日の事は、今でも鮮明に覚えています。

それは、日曜日のちょうど昼頃でした。

私は、疲れを感じて1人でベッドに寝転んでいました。

その時、ふと気がついてしまうんです。

「俺、笑ってないな。何も感じていないよな」

「俺、生きたいなー。感情を感じたいな…。もう一度、笑いたい。」

「そっか、もう、無理なんだ。無理だったんだ。」

そう。

頑張っていました。
ずっと、頑張っていました。

感情を感じてしまうと、無理している事に気がついてしまうので、感情を感じないように、していました。

でも、もう、無理だったんです。

ずっと前から、無理だったんです。

それに、気がついた時、ベッドで天井を見ながら涙が流れてきました。

号泣というよりは、スーッと流れて出てきます。

そこに、娘が「パパどうしたの⁇」とやってきます。

娘は私の涙を見ていました。

私は「ごめんね。パパ頑張ったんだけど…ごめんね。」と娘を抱きしめて言いました。

当時、娘には詳しい事情はわかるはずも有りません。

だって、離婚なんて所詮は、夫婦の問題ですから。

それでも娘は私に向かって「いいよ。パパちゃん。」と言葉をかけてくれました。

私は娘がもう3人でいることが出来ないことを、知っているのだと感じました。

その言葉を聞いて、私は娘を抱きしめ頭を撫でながら「ごめんね。ごめんね。」と何度も呟き・・。
その度に「いいよ。いいよ。」と言っていました。

私は娘の暖かさや、この温もりを忘れないように、何度も何度も抱きしめ、頭を撫でながら涙を流していました。

娘は私の胸の中でじっとしていました。

 

私は「父親」として生きることよりも「私」として生きることを、決断したのでした。

 

今回は、ここまでになります。

今回も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

 

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