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【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー】カウンセリングとの出会いと忘れられない彼女の存在 Vol11

    
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【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー】カウンセリングとの出会いと忘れられな...

こんばんは、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。

今日は、早速こちらのコーナー「野良猫男子のリアル恋愛ストーリー」を書いて行こうと思います。

前回では、とうとう元嫁と、離婚を目指して離婚調停に突入したお話でした。

今回は、その当時の私の心境と心理学に出会う話を書いていこうと思います。

前回の話は、事実を追って書いたので話が前後したり被ってしまうことがありますので、ご了承下さい。

※※※

元嫁との離婚調停が始まるまでに、私はとにかく現状を変化させるべく、様々な事にチャレンジしていました。

離婚のきっかけになった「鬱病」に関してもセカンドオピニオンとして、違う病院にも行ったりしました。

そこでは、臨床心理士の方に話を聞いてもらい、気持ちが軽くなりましたが、精神科医の先生からは「貴方はどうなりたいのですか?医学的にはとにかく、薬しか治療法が無いので、薬を飲んで下さい」と言われて、薬を処方されただけでした。

私は、改めて自分はどうなりたいのだろう?

何を期待して精神科に行ったのだろう?と考えていました。

自分の中から出てきた答えは「自分の気持ちや立場を理解して欲しい」という思いでした。

現状を変化させたり、解決策は求めていなかったことに、この時に初めて気がつきました。

※※

実は、病院をパソコンで検索している時に、気になる言葉が、何度も何度も画面に表示されていました。

その言葉は「カウンセリング」でした。

当時の私は、カウンセリングと聞くと、精神病の人が受けるものや、弱い人が受けるもの、怪しいもの、宗教、そんなイメージを持っていました。

しかし、私が見ていた「カウンセリングサービス」という会社(後にここで心理学を学ぶのですが)のホームページには、沢山のカウンセラーのブログ記事やお悩み相談事例などが、ありました。

私は、自分と同じ事例がないか?相談事例を片っ端から読み込み、探していました。

当時は、男性向けのご相談は少なく、女性向けの記事ばかりで、自分に置き換えて読むのに、苦労していました。

何度も何度も、ホームページを読む内に、気持ちの変化がありました。

それは

「カウンセリングを受けてみようかな」という気持ちでした。

しかしながら、実際にはなかなか行動出来ずに、苦しい気持ちを抱えながら、日常生活を送ることは、日に日に限界が近づいていました。

カウンセリングを申し込む勇気と一緒に、リアルに所持金も有りませんでした。

お給料は、毎月、支給された時点でマイナス。

クレジットカードを使って、銀行口座のお金を次々に移動させる自転車操業状態では、カウンセリング代金が支払えません。

それでも、タイミングよくボーナスが支給される月だったので、僅かな残高を手にした私は、勇気を出して、カウンセリングの予約を入れます。

私「あの〜すみませんが、カウンセリングを受けたいのですが」

この時点で、もう心臓の鼓動がバクバクでした。

予約センター「面談カウンセリングですか?お電話のカウンセリングですか?」

私「面談カウンセリング1時間をお願いします」

ここでも、相手に病気って思われてないかな?

変な怪しい奴って、思われていないかなと、必死に相手からの視線(電話なんで視線は無いのですが…)を意識していました。

予約センター「あのですね、名古屋では面談カウンセリングは2時間しか受けれなくて…」

当時は、会場の都合で、1時間の面談は受けれず、2時間の面談カウンセリングのみでした。

私「わかりました。じゃあ、電話のカウンセリングをお願いします」

2時間の面談カウンセリングか、電話でのカウンセリングのどちらかに迷いましたが、電話のカウンセリングを選択しました。

予約センター「では、ご希望のカウンセラーはありますか?」

私「〇〇さんをお願いしたいですが」

私はホームページを何度も見て、この人にしようと決めた男性カウンセラーがいたのです。

予約センター「〇〇はあいにく予約がいっぱいでして」

私「では、名古屋で1番早く受けれるカウンセラーさんをお願いします」

予約センター「1番早い方ですと、浅井(仮名)という、女性の50代のカウンセラーになりますが、よろしいですか?」

私「はい。大丈夫です」

予約センター「ではお時間になりましたら、こちらの△△△-☆☆☆までお電話下さい」

こんな感じで、初めてのカウンセリングの予約は終わりました。

電話を切ると、脇や背中が汗でびっしょりになっていました。

※※※

そして、とうとう、カウンセリング予約をした日がやって来ました。

電話カウンセリングは、45分ということで、何を話したら伝わるのか?どうすれば、自分の今の状況を理解してもらえるのか?

何度も何度も、頭の中でシュミレーションをしていました。

そして、時間になります。

携帯の電話を押す指が自然と震えて、また心臓の鼓動がバクバクと早くなっていくのが、わかります。

何度目かの呼び出し音の後に、カウンセラーの声が聞こえます。

カウンセラー「はい。カウンセリングサービスの浅井です」

私「あっ、予約していた椙山です」

カウンセラー「最初に1時間の面談カウンセリングの予約を下さったみたいで…。すみませんね、2時間からしか面談は利用できなくて。それでも、良く勇気を出してお電話してくれましたね。偉いね。」

1番初めの会話の「勇気を出してお電話してくれましたね。偉いね」

これだけで、私には充分でした。

このたった一言で「今までの全てが、分かってもらえた」と感じました。

なぜだかわかりませんが、気がついたら、涙を流しながら話をしていました。

カウンセラー「じゃあ、また良かったらお電話下さいね。それでは」

と45分間のカウンセリングはあっという間に終わりました。

電話を切った後、暫くはボーっとして、久しぶりに何も考えない時間が過ぎていました。

そして、電話を切った後で、電話をかける前とは比べものにはならないくらい、気持ちが軽くなっていました。

「なんかカウンセリングって凄いな」

これが、初めてカウンセリングを受けた素直な気持ちでした。

※※

私はその後、担当してくれた浅井カウンセラーに、週に1度のペースでカウンセリングを受けるようになります。

何度も、カウンセリングを受けるうちに、少しづつですが、余裕が無かった気持ちにも余裕が持てるようになり、日々の日常にも変化が現れて行きます。

それは、ずっと日陰だった場所に、ほんの少しですが光が差し込むような感じでした。

カウンセラーさんという、絶対的な味方がいることは、正直にいって、人生で初めての体験だったと思います。

それほどまでに、私は「人」に対して心を開くことはなく、両親や身内にまで「疑い」を持って生きていました。

なぜならば、私は「母親に捨てられた」と思い込んでいましたから・・。

その疑いも、担当したカウンセラーさんに何度も何度も「貴方は愛される価値があるんだよ」とカウンセリングの度に伝えてもらいました。

当時は、その意味もあまりわからずにいましたけど、自分がカウンセラーになってみて、担当したカウンセラーさんにどれだけ愛してもらったのか、本当に感謝しかありませんし、担当したカウンセラーさんの諦めない気持ちが、今の自分を作ってくれていると思います。

※※

私には、離婚が成立したらチャレンジしたいことがありました。

それは

「別れた彼女と正式にお付き合いをしたい」と思っていました。

もちろん、彼女とは別れて以来、一切の連絡は取っていません。

自分の心の中にある「悪魔」が仕掛けた罠により、私が紹介した男性とどうなったのか?も知りませんし、男性からモテる彼女でしたから、彼氏ができていても、全くおかしくはありません。

それでも、チャレンジするだけはしたいし、何よりも、彼女のことが別れてもずっと好きでした。

その葛藤は、離婚の係争中ということや、自分がまだ独身ではないということで、彼女を苦しめることをしたくなかったこともあり、ずっと気持ちを隠していました。

それでも、少しづつ気持ちに余裕が出来てくると、自分の気持ちが抑えることが出来なくなっていき・・。

あれほど我慢をしていたのにも関わらず、連絡をしてしまいます。

携帯の電話帳を開き、慣れ親しんだ番号を見つけて、通話のボタンを押します。

呼び出し音がなります。

何度もなり続けて、もう切ろうかなと思った瞬間でした。

彼女「もしもし」

私「あっ。もしもし・・・・。元気にしてた?」

彼女「うん。元気だよ」

私「あのさ、ちょっと伝えたいことがあるんだけど」

彼女「何??」

私「別れたあとさ、自宅に戻って頑張ったんだけど、やっぱりダメで・・。それで、離婚することになったけど、相手と揉めてしまってさ」

彼女「あのあとに、自宅に戻ったのは知っていたよ。だって、アパートに車無かったから」

私「うん。それでさ、あの、勝手なんだけどさ、お願いっていうか・・。あの、今はどんな感じかわからないけど、やっぱり今でも好きで、ちゃんとしたらもう一度アタックしたいと思っていて。」

「それで、今は調停中なんだけど、離婚が成立してちゃんとしたら付き合いたいから、離婚が成立するまで待っていて欲しい」

彼女「うん。分かった、いいよ」

私「本当に??ありがとう。嬉しいよ」

彼女「でも、離婚が成立するまでは、会えないけどね」

私「そうだね、そこは仕方ないね。まあ、たまに連絡するかもだけど。じゃあ、また。」

彼女「うん。ありがとう。頑張ってね」

電話を切ったあと、私は嬉しさを隠せないでいました。

この時点では離婚調停は半年もすれば終わり、離婚できると簡単に思ってい浮かれていました。

しかし、離婚というものは、そんな、簡単にはいかず、まさか離婚裁判になるなんてことは、誰もが知る余地もありませんでした。

今回はここまでに、なります。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

続きはこちらから
少しづつ進むプロセス~師匠との出逢い~ Vol12

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