【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー3話】野良猫男子と娘~誰かに必要とされる喜び
認知こんばんは、パートナーシップ(恋愛・夫婦関係)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
前回の【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー】「恐れ」で繋がった最強鉄仮面女子との結婚生活の記事も、沢山の方が読んでくださったみたいで、本当にありがとうございます。
前回は「恐れ」と「依存心」で繋がった結婚生活を書いてみました。
今回は、そちらの続きを書こうと思っていたのですが、やはり、娘の事を書くにはまだまだまだ心に棘があるようでして・・・。
その中で、伝えたいメッセージが降りてきたので、書いて見ようと思います。
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25歳で元嫁と結婚し、その後の結婚生活は1人になることの恐怖と、元嫁がいることで自分の価値が上がるとの勘違いから、自ら望んで元嫁の鳥かごに入って、他人軸での結婚生活を送っていました。
そんな結婚生活の3年目に、元嫁の妊娠が発覚しました。
元々、私は「自分の子供」にあまり興味がなく、どちらかと言うと、あまり自分からは積極的には欲しいとは思いませんでした。
なぜなら、子供というと、自分が子供の頃にしてきた体験があまりに辛いこともあり、自分の子供に対して「喜びや幸せを与えてあげる」ことが、当時の私には出来る自信なんてありません。
今の時代ではかなり認知されてきましたが、当時は「子供優先で親は後回し」という社会的な風潮もあって、親が自身が楽しんだり、親の時間を優先することは、育児の手抜きであり、親失格だ!!という考えがありましたから、子供=自由がなくなると思っていました。
そんな、ネガティブな想いばかりでしたので「子供が産まる前に自分の時間を確保しないと・・」という思いから、自分の価値を上げるために必死になって練習していたテニスを。さらに打ち込むようになり、その行動は出産当日まで続いていました。
今になって、冷静に考えてみると、それほどまでに、自分には価値がないと思い込んで生きていたのだと思います。
同時に、元嫁に対しては、ろくなサポートもして上げられずに、本当に申し訳ないと、今でも思っています。
※※※※
無事に元嫁は出産を迎え、女の子を出産しました。
初めて、抱いた娘はとても小さく3000グラムほどでしたが、キラキラしたオーラみたいな輝きを感じた事を、今でも覚えています。
この時に何故か思いました。
それは
「この子の為に生きよう」って。
多分、私が産まれて初めて感じたのだと思います。
誰かに必要とされているってことに。
ずっと「自分の存在は迷惑な存在で、誰かの役に立てずにすみません」って思っていたんですよね。
自分の両親の離婚も、私が原因でゴタゴタしたからこそ、両家でトラブルになったし、産みの母親や祖父母は私と離れることになって、深い悲しみを感じることになったし、全部の原因が自分が産まれたことがいけなかったと。
だから、自分の事なんて誰にも必要とされる訳ない!!って思っていました。
「恋愛しても最後には見捨てられる。」
「結婚して一緒にいてもらうには何かしないと居てもらえない」
ほらやっぱりって、思いたかったんです。
※本当は自作自演なんですけどね。
赤ちゃんって、不思議な存在で、一緒に居てくれるだけで、自己肯定感が上がるんです。
何もできないし、ただ泣いたり、笑ったりしてくれるだけで、承認してくれるんです。
誰からも必要とされていない自分を、必要としてくれるのです。
これは、私の娘だからでは、ありません。
私もそうですし、これを読んでいる方も、もちろん同じなんです。
だから、もし、これを読んでいる方で、誰かを助けたいし、助けて上げることができなかったと、思っている方に対して、はっきりと言えます。
「何もし無くても、十分に両親は助けられたよ」って。
貴方の存在だけで、助けになっているんです。
この事を、小さすぎた自分は忘れてしまっているんだけなんです。
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少し話がそれてしまったので、元に戻します。
誰かに必要にされたいという思いと、無邪気に私を必要としてくれる娘。
この関係性は、表面的には子煩悩の親子になっており、近所や保育園では「子供好きで子煩悩の親子」という評判のお父さんになっていました。
実際に「子供好き」だったみたいで、子供と関わる事が、産まれる前のイメージと、産まれた後のイメージとでは全く違いました。
誰かの役に立てる喜び、それを素直に受け取ってくれることで満たされる、必要とされている自分。
本来ならば、パートナーシップ(元嫁との関係)で満たされるべき想いが、娘との関係で少しづつ満たされていくので、変な形ですが私は少しづつ元気になっていきました。
※男性というのは、女性から必要とされたいという想いが強くあります。女性側からすれば、いかに男性に対して「貴方は必要なのよ」というメッセージを伝えられるかが、上手くいくパートナーシップ(夫婦関係)のポイントになってきます。
※※※※
私は自分が幼少期にいつも「淋しさ」を抱えていました。
どこに行っても一人ぼっちで、そのままの自分でOKなんて思ったことはなく、いつも他人の目を気にしながら、空気を読んで。
「いつか捨てられる」という恐怖を感じながら、生きていました。
その想いは、自分の子供には絶対に経験させたくない!!と強い気持ちでいましたし、何事にも我慢することを決めていました。
ですから、元嫁の理不尽な束縛や嫌味な態度も我慢することが出来ました。
丁度、その頃に、元嫁の父親と私の折り合いが悪くなり、2世帯の住宅を出ることになったです。
今、思い起こすと、ここから離婚へのカウントダウンが、始まります。
新たな一戸建てを購入して、心機一転して家族3人での生活が始まりましたが、元嫁の態度は、自分の両親の目がなくなったこともあり、日に日にエスカレートしていきます。
エスカレートして行くならば、それに対して「NO]と言えばいいだけなのですが、相変わらず1人になるのが怖い為に、本気では言うことが出来ません。
娘によって、回復してきた自信は、元嫁の「お前は本当に役に立たない!!」という毎日のように繰り返される言葉によって、簡単に崩れてしまいます。
まぁ、硬い岩盤のうえの自信ではなく、砂地の上に立っていた自信ですから、仕方ありません。
そこで、ムクムクと、湧いてくるんです。
「誰かの役に立ちたい」
「必要とされたい」という欲求が・・。
人は誰かの役に立ちたいという想いを、心理学では「自己重要性」と言います。
この想いが、人と人を繋げるのですが、全て良い方向の出逢いでばかりではないのです。
そして、結婚生活8年目にして、とうとう表面化する大きな出来事が、ある人に出逢うことで起こります。
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今回は、娘とのことですので、何かしらの展開はあまりくて、平凡だったかも知れません。
ただ、今回は「誰もが赤ちゃんの時、ただそこにいるだけで価値がある存在だった」ということをお伝えしたいと思い書きました。
当時、産まれた娘は現在は高校生になり、元気に高校生活をエンジョイしているので、私よりも友達優先の高校生活を送っています。
まぁ、少し淋しいですけどね。
次回は、とうとう問題が表面化して、破綻に向かって進んでいきます。
それでは。
それでは、最後まで、お読みくださってありがとうございました。
続きはこちらから
野良猫男子の反撃と復讐の憎悪Vol 4
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