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【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー24話】近づく別れの足跡とコントロールの手放し

    
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【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー24話】近づく別れの足跡とコントロール...

こんばんは、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーの椙山眞伍ヤタです。

今日は、久しぶりになりました「野良猫男子のリアル恋愛ストーリー」を書いていこうと思います。

前回は、師匠である根本さんに「まな板の上の鯉だな」と諭された所まででした。

前回の記事はこちらから

しかしながら、師匠の根本さんの言動
めちゃくちゃ格好良いですよね。

沢山の方から、反響を頂きました。

その根本さんから言われた言葉

「まな板の上の鯉」が、私ヤタにとって、
本当の地獄でした…。

※※

「お前は、何も出来ない。ただ待つだけ」

この言葉を聞いた時、
「まぁ、待つだけか仕方ねーな」と軽い気持ちでいました。

待つだけならば、簡単でしょみたいな感じで。

ただ、私ヤタはこの時に、気がついてません
でした。

「相手の決断が待てる」って、実は相手を信頼していること。

つまりは、自分に価値の認めているからこそ、
待てるのです。

どんな結果でも大丈夫(仕方ない)って思える
のは、折れない自信があるからなんですね。

この逆に、相手の決断を待て無かったり、決断を相手に決めさせずに、コントロールしてしまう人は、自分には自信が無いのです。

心の根っこに「自分は愛される訳がなく、隙を見せれば離れていくに違いない」という、前提から
コントロールしようとします。

私ヤタは、もちろん後者であり、愛される訳なんてない!!︎と強く強く感じていました。

だって、生後1か月で母親に見捨てられる
私ですから…。

私ヤタはパートナーをコントロールするしか、ありませんでした。

相手からの、愛情を試して試して試して…。

どうしても、愛というものを、信じれなかった。

愛を信じれば信じる程に、母親の態度が理解できなかった。

どうして?どうして?って。

でも、人間って完璧ではありません。

これは、親になっても同じですし、沢山の色々な事情があるんです。

少しずつですが、母親から離れたことも、仕方なかったのかも
知れないと、思えてきたのは、この頃でした。

※※

今まで、パートナーをコントロールしてきた私ヤタにとって「待つだけ」というのは、本当に辛い時間でした。

自分に自信が無く、愛されない前提を持っていると、心の中に潜んでいる
悪魔の声が聞こえてきます。

「おい!お前はまた傷つくのか?」

「このままだと、1人ぼっちだぞ!」

「待っても帰ってくる訳がない。]

「お前の女は寝取られたんだ!」

「お前の男としての価値は0だな!」

そして、目を閉じれば、彼女が他の男性に抱かれている映像すら、浮かんでくるのです。

「お前には価値は無いんだ!!︎」

「愛なんてものはないんだ!!︎」

そして、彼女が他の男性に抱かれ、
喘いでいる映像。

気が狂いそうな、時間が毎日、毎日、
ループしてきます。

止めてくれー!

止めてー

もう、見たくない。

どんなに心の中で叫んでも
「お前は誰からも愛されないんだ」この言葉しか
聞こえませんでした。

彼女を待っている時間は、今までの人生の中で、
1番苦しい時間でした。

でも、幸いにも、私ヤタには当時、沢山の心理学の先輩達に可愛がって貰っていました。

「何かあったらメールや連絡して」の言葉。

社交辞令だったかも知れません。

でも、この言葉に、すがるしか無く、先輩達に
メールや連絡をして、話を聞いてもらいました。

今思えば、沢山の方々が、私ヤタを支えてくれた
事は、愛されるって事だったんです。

そんなことにも、当時の私は気がつく事は、
出来ませんでした。

※※

彼女から、衝撃的な浮気の告白を受けて、1ヵ月半が経過したある日

彼女から「話し合いをしたい」とメールが
届きます。

話し合い⁇ってなんだろ。

こんな感じに思っていました。

チャンスとは思っていませんでしたが、まだまだ、未練や執着はありました。

この事を根本さんに連絡すると

「とにかく、お前は話してはいけない。彼女の話を聞きなさい。まな板の鯉だから」

こんな返信がありました。

そっか、自分から話してはいけないのか…

ならばと手の平に「とにかく聞け」と書いてから、彼女と逢いました。

今思えば、笑い話ですが、私ヤタなりに必死でした。

※※

彼女と約束の日。

いつもは、ワクワクする時間も、この日は憂鬱と不安や恐れを感じていました。

今日が最後の日になるのではないか?

この恐れとずっと向き合いながら、彼女を
待っていました。

彼女の話を聴こう。

コントロールしない。

この2つを、何度も何度も、心の中で繰り返して
いました。

久しぶりに再会した彼女は、以前よりも気のせいか、輝いているように見えます。

私ヤタ「最近、どうなのか?」と話を振って、彼女が話始めます。

彼女「最近、色々と考えていて…」

私ヤタ「うん」

彼女「貴方に色々とされたでしょ。クリスマス台無しにされたり。散々、振り回されたり。」

「貴方の言う通りにいつもしてきた…。でも、貴方がした事、最低だよね。最悪だよね。本当に私が可哀想…」

「可哀想だよ私」

そう言い出すと、涙を流し始めます。

「酷いよね。本当に酷すぎるよ。。」涙を流しながら、彼女は呟きます。

反論したい気持ちが、浮かんできます。

でも、今日は話を聴き、コントロールしないと決めていたので、何度も手の平に書いてある文字を
彼女には見えないように、見つめます。

唇も千切れそうになるくらい、噛みしめながら、惨めさと、悔しさ、責められる気持ちを
感じていました。

今まで、彼女の愛情に、胡座をかいていた態度が
ブーメランとして、帰ってきたのです。

彼女の話を一通り聞いた後、私ヤタは自分が、
この1か月半、どのくらい頑張って、自分と向き合った事を、説明します。

しかしながら、彼女には全く響きません。

本当の変化というのは、言葉などは必死無く、雰囲気で察する事が、できますから、自分で説明するというのは、まだまだ変化していないという事なのです。

そして、話は2人の今後に移ります。

私ヤタ「結局、どうするの?」

彼女「うーん、どうしよう。わかんない」

私ヤタ「わかんないって、宙ぶらりんじゃない?」

彼女「だって余り考えてないかも」

「貴方はどうしたいの?」

私ヤタ「自分は君との道があるならば、待っていたいと…」

彼女「貴方は私の人生の道にはいないよ。」

私ヤタ「それって、どういう事⁇」

彼女「うーん、とにかく私の人生にはいないわ。」

私ヤタ「じゃあ、どこにいるの?」

彼女「貴方は、私の人生の道端かな。道の端っこにある電柱とか。あははー」

「道端って、あー可笑しい」

自分で言葉にして、見下した目線で、
小馬鹿に笑う彼女。

私は、屈辱感で満載でした。

なんでこんなに、馬鹿にされなきゃいけないんだ!!︎と怒りに震えていました。

でも、今の彼女のポジションは、昔の私ヤタのポジションなのです。

こんな感情を、いつも感じでいたのか…と思ったら、なんとも言えない気持ちでした。

馬鹿にされ、見下されて、余裕で笑われたことが、今、思えば、良かった事に繋がるのかも知れません。

長くなりましたので、今回はここまでです。

いよいよ、このストーリーも次回が最終回になります。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

続きはこちらから
執着と向き合った野良猫男子~最終回~

※※

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