【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー4話】野良猫男子の反撃と復讐の憎悪
こんばんは、パートナーシップ(恋愛・夫婦関係)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
いよいよこちらのイベント「ココロノマルシェカウンセリング体験会」まで一週間となりました。
沢山の方から事前の参加申込みや、カウンセリングのお申し込みを頂きまして、本当にありがとうございます。
直近で、かなりのお申し込みを頂きまして、全体でのカウンセリング枠も少なくなっています。
まだ、カウンセリング体験を、迷っていらっしゃる場合は、可能な限り、ご予約をお勧めしたいと思います。
当日のセミナールームがカオス状態になる
「カオス警報」が師匠の根本さんより発令されております。
混雑状況)9/14(土)カウンセリング体験会はカオスになる可能性が高いので、事前予約がお勧めです。
当時は、参加するカウンセラー15名が皆様のご来場をお待ちしていますね!!
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今回は、自分には価値が無いと思っている、野良猫男子と鉄仮面女子の夫婦がどのようにして、破局していくのかを、書いていきます。
子供が産まれてから、2年3年と年月を重ねていくにつれて、私もこの生活に慣れて、自分の感情を封印しながら、生活していました。
それでも、自分の価値というものが信じられない私は、自分の価値を高める目的で、テニスに打ち込みます。
私にとってのテニスの世界は、試合で勝つ者が絶対的な力を持ちことができる世界であり、普段の自分とは真逆の世界にいることで、自分のバランスをとっていました。
このように、世間では本当の自分を出せないので、本当の自分を出せる裏側の場所を「アンダーグラウンド」と言います。
私の周りの人達は、テニスというスポーツを楽みながらしていましたが、私はテニスを辞めるまで1度も楽しいと思ったことはありません。
自分は何かしないと、価値が無いと思っていた私は、この時に職場のリーダーに自ら立候補し、テニスにも力を入れて、休みは休日出勤をして、限界を超えて、動いていました。
しかし、自宅に帰れば元嫁からの暴言は止まらず、仕事も休みは無く、身体も心もボロボロ。
この状態が半年くらい続いて、体重は10キロほど痩せてしまい、流石に私も身体の異変に気がつきます。
こんな時、ある1通のメールが来ます。
それは、練習場所を確保する為に、所属していたテニスサークルにいる、女性からでした。
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浮気の心理として「不足原則」という言葉があります。
これは、自分のパートナーから貰えない物を、ほかの人から補うという心理です。
私の場合は「人に必要とされている感覚」や承認してもらいたい気持ちは、妻から一切もらえないので、妻以外の他社から「必要とされる感覚」や「承認欲求」を満たして貰おうと無意識で思っていたと思います。
話を戻します。
そのメールの内容は「一緒にテニスの練習をしませんか?」という、内容でした。
もちろん、下心など全く無く、その日は、ただテニスの練習をして帰ったのですが、何故か、この時から、磁石のS極とN極が引き合うように、急速に距離が縮まっていく感じがしました。
この時の私は、サークルの女性という武器を手に入れたので、ようやく元嫁と対等になったと感じます。
1人では、勝てない相手に対して、浮気相手や愛人のポジションに第3者を入れることにより、立場を逆転させるという心理です。
本来、パートナーシップは対等な関係性でなければ、いけないのですが、マウントをずっと取られていた私は、いつも元嫁を見上げていながら、仕返しのチャンスを狙っていたのだと思います。
それは、ある日の夕方でした。
いつものように、元嫁は私に対して暴言を吐いて小馬鹿にしてきます。
「おい!お前なんかと結婚するんじゃ無かったわ。本当にこの貧乏神が!!︎」
「お前なんか、実家の三階建ての所有権をよこしたら、こんな家はお前にくれて、いつでも離婚してやるぞ!!」
「悔しかったら、もっと働け!!︎」
この言葉を聞いた時に、何かのリミットが外れました。
「わぁーー!!」
と大声で叫びながら、元嫁に詰め寄る私。
「お前な!!︎今まで散々言いたいこと言いやがって、調子こいてんじゃねーぞ!」
「はぁ?何が所有権もらったら離婚してやるだ!?お前こそ、離婚だ!!︎」
「ここの家から出て行けーー!!︎」
元嫁は、急変した私の姿に怯えて
「ごめんなさい!」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい。」
と連呼して、謝罪してきましたが、私は、怯むことなく、元嫁を家の外に追い出し、自宅の鍵をかけました。
元嫁は、自分の車に乗って、出ていきました。
私は、息遣いも粗く、かなり興奮気味で感情的になっていましたが、頭は意外にも冷静で「こんな事して、今後、どうなるのだろう…」という不安がよぎっていました。
しかしながら、どこかで「やってやったぜ」という満足感を感じていました。
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私には弱点がありました。
父親の存在です。
私にとっての唯一の肉親である父親に、見捨てられては生きていけないと、当時は思い込み、顔色をうかがいながら、父親のいう通りに、生きていました。
俗に言う「父親軸」ですね。
元嫁は、その父親の所(私の実家)に、逃げ込み、しばらくは私の実家で生活する事になりました。
ちなみに、元嫁の実家は、車で約5分の場所にありますが、元嫁は、自分の実家に帰ることも、この事件のことも、全て秘密にしていました。
父親から、何度も私の携帯に着信がありましたが、私は怖くてその着信を取ることが出来ませんでした。
この電話に出たら必ずや、また叱られると思っていたからです。
30歳のを過ぎたにも関わらず、父親に怒られる事を異常なほど恐れていました。
この時点で、相当、おかしいと今ならわかるのですが、当時は、そんなことにも全く気が付きもしませんでした。
※※
その後、娘の保育園や、元嫁の仕事の事もあり、渋々ながら、元嫁は自分の実家に戻り、私も実家に説明に向かう事になります。
自分の実家に戻り、父親から説明を求められます。
私は、全てを隠さずに正直に話しました。
どうせ怒鳴られて、罵倒され、嫌味を言われて、捨てゼリフを言われるんだろうな…と、思っていたら、意外な言葉が返ってきます。
父親「お前が話したことは、本当か?」
私 「全て本当だけど…」
父親「聞いていた話しと違うな。元嫁はお前が自分勝手に家庭を壊したと言っていたぞ!」
私「そんなことは、ないけど。普通に仕事していたけど。」
父親「どうも、話を聞いておかしいな?と思ったんだ。お前がそんなことするかな?って」
「 やっぱり、そうだったのか…。暫くは、ここに居てゆっくりしろ。」
こんなやりとりがありました。
父親に自分が、信頼されていたこともびっくりしましたが、元嫁の嘘にも、驚きを隠せませんでした。
そして、実家に戻って暫くして、心療内科を受診したところ「うつ病」との診断を受けました。
こうして、元嫁との別居生活が始まります。
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私は1人で行動出来ないほどに、弱く、怯え、奴隷の人生を選び生きていました。
その方が、どんな最悪の環境でも「1人になる」ということが無かったから。
それほどまでにも、見捨てられる恐れを抱えていました。
頑張ることで、自分の価値を高めようと努力をしても、高まることがない自己価値。
それでも、頑張ることしか方法がわからず、どうすれば自分の価値を高めることができるのか?と日々をさまよいながら
「俺を褒めてくれ」
「こんなに凄い俺を認めてくれ」
「俺は凄いんだ!!」
「誰か、俺を許してくれ・・。」
とさまよい続けた、私は自分で立ち上がる力もなくなり、最後には、決して口にしてはいけない、不倫という行為に手を染めてしまいました。
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今回、結婚している身分でありながらも、他の女性と関係を持ったことは、どんな理由があったとしても、許されるべきではありません。
その件に関しては、書くべきか?書かないべきか?迷いましたが、正直に書くことにしました。
それは、過去の私を否定することは、自分の人生を否定することでもあると、私は思ったからです。
このことで、、気分を害された方や、怒りを感じられた方など、いるかも知れません。
その方達に対しては、真摯にお詫びしたいと思います。
今回も、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
それでは。
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野良猫男子の承認欲求と罪悪感 Vol 5