【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー5話】野良猫男子の承認欲求と罪悪感

    
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【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー5話】野良猫男子の承認欲求と罪悪感

こんばんは、パートナーシップ(恋愛・夫婦関係)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。

明後日から、熱帯低気圧の影響で天気が微妙だった石垣島ダイビングでしたが、ついに、ダイビングショップの方からこんなメッセージが…

あーなんていう事でしょう!←ビフォーアフター風

そんな悠長なことではなくて、かなりショックを受けつつも、個人手配の旅行なんで、全てをキャンセルしたりと、手続きも大変で、ダブルパンチ。

まぁ、タイミングでは無いと思って、気持ちを切り替えていこうと思います。

しかし、今年の旅行運は、ある意味で神ってますね。

※※※※

今回も、沢山の方から反響を頂いています「野良猫男子の恋愛ストーリー」を書いていこうと思います。

前回は、私ヤタの鬱病が発覚したところまででした。

今回はそこからスタートします。

※※

自分の鬱病が発覚したことで、両親達の風向きが、私に追い風になったこともあり、元嫁の嘘や、暴言などの、日常生活がどんどん明らかになっていきました。

そして、私も、元嫁と離れて暮らすことで、ようやく鳥カゴから脱出した、爽快感と自由を感じ、彼女からは「自分を必要としてくれる感」を感じながら味わっていました。

私は幼少期からこの時まで「褒められる」という経験をしたことがありません。

特に男性として、女性から認められたり、承認されることで、男性としての役割を全うし、自己肯定感が高くなります。

私は、褒められるという経験がない為、いつも男性としての自信が持てずにいました。

そこにきて、元嫁からの暴言などで、自己肯定感などは、全くなく、

「自分は生きる必要さえあるのだろうか⁇」こんな事を、感じながら生きていました。

元嫁から認められず、必要とされていないと感じていた時に、出逢った彼女は、何故か自分を必要としてくれたのです。

こんな心理的な背景がある時のSEXというのは、快楽の感覚ではなく、自分の存在意義という、承認欲求が凄まじく、満たされるのです。

これは、身体よりも脳や生きる事への本能が、求めている感覚があります。

私は、この感覚はこの時以来、味わったことがありません。

これは、薬物のようなとても危険なもので、依存してしまうと、なかなか抜け出せないと今は、思います。

話を元に戻します。

鳥カゴから出た自由、彼女から得られる承認欲求や快楽、今まで我慢してきた分の反動は、自分ではなかなか制御できません。

しかも、散々、私を見下してきた元嫁との立場も彼女という、武器を手にしたことで、立場は逆転し、下克上は成功したのです。

もう、この時の気分は、本当に浮かれていました。

あれほどまでに、私を下僕のように扱っていた元嫁の態度が、ガラッと変わり、今まで「ありがとう」の言葉など聞いたこともなかったのに、私が何かすれば「ありがとう」「ありがとう」と連呼するのです。

この時は、あまりの変貌ぶりに驚いたのと、今までの恨みや憎しみから「ざまーみろ」と私は元嫁を見下していました。

しかし、この浮かれた気持ちを、見たくない現実に、引き戻す存在があります。

それは「娘」の存在です。

この時の、僕から見た「娘」は、パパとママが何故ケンカをしているのか、わからない感じでした。

今でも覚えているのは「パパとママの3人がいい!!︎」と言っていた言葉です。

私はこの言葉を聞いた時に愕然とし、それと同時に、物凄い罪悪感を感じて、胸が締め付けられました。

何度もブログには書いていますが、私は、生後1ヶ月で母親と生き別れています。

その事から「自分の子供には、絶対に淋しい想いはさせない!!」と心に誓っていました。

娘が産まれてから、こんな自分の想いもあって、娘とは他のお父さんよりも、長い時間を過ごしていました。

その大好きで、元嫁以上に愛していた娘が、私の身勝手な行動で悲しい想いをしているのです。

そして、本当は、もっと言いたいこともあり、甘えたい想いをグッと我慢して、私と元嫁に気を使っている姿が目に写ります。

その姿は、幼い頃に自分がしていた姿が、そこにありました。

「俺は何をやっているのだろう…」

「こんな事をやっていて、いいのだろうか?」

こんな想いが胸に刺さります。

こんな私の心境を多分ですが、知っていた、元嫁は執拗に何かあれば娘を使って、私にアプローチを掛けてきます。

会話も全く無かったので、娘に伝言を頼んで、会話をさせようとしたり、携帯電話の留守電メッセージに娘の伝言をいれたり、メールに娘の画像を取っては送ってきたり・・。

元嫁のこのような態度に、私の心は娘を巻き込むことへの怒りや、娘を使うことで私をコントロールしようとする感じに、本当に嫌気がさしました。

娘は何も悪いことはしていないのです。

本当に純粋に両親のことが大好きなだけなんです。

この純粋な気持ちを利用する元嫁が、私は許すことが出来ませんでした。

※※※

娘に対して「罪悪感」を感じていると、何故か、私の周りに「家族連れ」の姿ばかりが目に入るようになります。

それは、自分1人の時はまだ良いのですが、彼女と一緒にいる時、胸がギュット締め付けられような感覚を感じて、本当に苦しかったのですが、それを素直に彼女の前では見せる訳もいかずに、こらえていました。

こんな時、いつも心の中で思っていたのは

「自分は悪くないんだ!!この状況にしたのは元嫁だから・・。」と正当化することで、自分の心を保っていました。

逆に言えば、自分のしていることを正当化したり、相手のせいにしたり、相手を責めたりしなけれなば、いかないほど、自分で自分の事を責めていました。

 

それでも、罪悪感というものは、我慢しても我慢してもドンドン苦しくなってきます。

ある時に、同じように罪悪感を我慢していた時に、急に気持ちが悪くなり、吐き気と共に何度も何度も吐いていました。

この状況から、逃げ出したいと思い、色々と考えるのですが、なかなか答えは見つかりません。

離婚することも、今の時点はどうなるかわからないからできない。

彼女は結婚願望があるので、離婚する意思を見せないと自分のそばからいなくなってしまう。

また、元嫁の鳥カゴの中には入りたくない

どうしよう・・。

どうすれば良いんだ・・。

何が正解なんだ・・。

1番少ないリスクはどれだ?

こんな出るはずのない答えを、ずっと1人で考えていました。

そして、ズルズルと、出るはずのない答えを探して月日だけが立っていきました。

見たくもない現実から、逃れるように、私は執拗に彼女の身体を求めていました。

現実を感じたくない分だけ、世間では知られないクローズした関係の世界にドンドン入り込み、お互いを必要とする欲求を満たしていました。

しかしながら、現実化からいくら目をそむけても、結局は現実を直視しなければならず、

罪悪感から苦しさを感じる→現実から目をそむける為に関係を持つ→現実がやってくる→罪悪感を感じる、

この繰り返しの日々で、結局は自分で自分を追い込んでいるだけなので、何も変わりませんでした。

※※※※

今回はここまでになります。

次回は、遂に私の中の野良猫マインドが発動し、彼女に対する態度が豹変します。

最後までお読み下さって、ありがとうございました。

続きはこちらから
婚外恋愛と支配欲求の底なし沼 Vol6

 

 

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