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【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー20話】幸せへの扉の向こう側~曇る笑顔と不穏な空気

    
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【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー20話】幸せへの扉の向こう側~曇る笑顔...

こんにちは、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。

岩橋カウンセラーとの、コラボセミナーも終わり、ホッと一息つく間も無く、週末には東京出張です。

セミナーの流れを大切にしながら、張り切って行きたいと思います。

今回はお待たせしました!
「野良猫男子のリアル恋愛ストーリー」を書いて行こうと思います。

前回は、新たなる女性との、ターニングポイントになった夜の出来事までを書いてみました。
ブログはこちらから

今回はその続編になります。

※※

新たなる女性との誘惑に負けず、何とか切り抜けた私は自分自身でも、切り抜けられた事が信じられないくらいでした。

今までの人生では、何度となく、目の前の女性がいつ居なくなっても大丈夫なように、付き合わないまでも、キープという形で他の女性を準備してきました。

簡単に言えば、保険をかけていたのです。

その保険をかけていなければ、目の前の女性とも付き合う事が出来ないくらい、私には1人の女性と向き合う事は、恐怖でしかありませんでした。

今、思えば、保険をかけている時点で、私の心の中は、恋愛が上手くいかない前提になっていたのですから、上手くいかなくて当然なのです。

そんな私が、誘惑にも負けなかったのは、

本当に好きだった
彼女を失いたくない
ずっと一緒に居たい

この気持ちだけでした。

彼女と一緒に居たいという気持ちは、本当に思っていましたが、その気持ちの本心は、もう2度と1人になりたく無い気持ちでした。

この気持ちがあったからこそ、2年程の離婚係争中の身体の関係を一切断ち、離婚整理後にも関係が上手くいかなくても、我慢できました。

でも、この時は気がつかなかったんです。

私達の関係性って、やっぱり普通じゃなかったんです。

おかしな関係性だったんです。
我慢しないと成り立たない、関係性だったんで
す。

皆さんは気がついていたかも、知れません。

でも、私がその事に気がつくのは、何年も後でした。

※※

付き合わい初めた当初から、私と彼女は一緒に暮らす事を意識していました。

離婚が成立した後は、その敷居も低くなり、いつしか自然な流れで、私と彼女は、同棲を初めていました。

そして、離婚が成立して、同棲もしていると、どうしても結婚を意識してしまいます。

彼女の「結婚したい」という気持ちは、前から知っていましたが、私は前回の離婚が壮絶だった事もあり、気がつかないふりを、していました。

それも、離婚後1年程は、誤魔化せましたが、同棲までしてしまうと、もう気がつかないふりは出来ません。

それでも、彼女のことが好きだった気持ちや1人になりたくない気持ち、彼女との居心地の良さなどが、後押しをし、娘には申し訳ない気持ちがありながらも、再婚への道に進んで行きました。

お互いに結婚を意識し始めたので、まずはお互いの両親に逢うことになりました。

私は、自分自身の離婚裁判や離婚の経緯については、やれる事は全てやったという事もあり、離婚自体には、後ろめたさは有りません。

それでも、彼女の両親に私という人間が受け入れてもらえるのか?というのは、心配でした。

そんな心配は、それほど必要ではなく、その場は滞りなく終わりました。

そして、季節は夏を迎えて大きく動いて行きます。

※※

当時の私は自分の癒しを進めたいのと、心理学に興味があったので、カウンセラー養成コースを受講していました。

養成コースでは、並行して自分の癒しを進めるべく、毎月のヒーリングセミナーに一定の回数を、参加しないといけません。

そのヒーリングセミナーに参加するアシスタントの中で、毎回、アシスタントのリーダーを決めるのですが、そのリーダーが今回は、私でした。

アシスタントのリーダーとして、セミナー中にアナウンスをしたり、セミナーのテーマを決めたりと、リーダーの役割をこなしていました。

ヒーリングセミナーは、2日間行われ、2日目の夕方に終わりを迎えます。
今回のセミナーの参加者は60~70名ほどだったと思います。

私は、2日間のリーダー役を何とかこなし、最後の挨拶をして終わりを迎えるだけでした。

「ふーぅ。ようやく終わりか…」と思った瞬間!!︎

セミナーの講師の方が
「椙山君、何か彼女に言いたいことがあるんじゃない⁇」と言われたのです。

思い当たるフシはありました。

何か周りの仲間達から
「彼女にプロポーズしたの?」
「彼女にプロポーズするって本当?」
「とうとう言うのかー」
と、何故かそのような話になっていました。

講師のその言葉から、全てを察した私は
「そっか、そういう事か。でも、もう逃げれないよな」と覚悟を決めたのです。

「椙山君と彼女は、こちらにいらっしゃい」

そう言われて、彼女と私は離れて立ち、見つめ合います。

※ちなみに、この時に彼女は私がアシスタントリーダーをするということで、特別にセミナーに参加してくれていました。

そして、彼女の目を見ながら、一歩、一歩、また一歩と近づいて行きます。

一歩近づいて行くたびに、私の心の中の感情が様々に動き始めます。

「悲しい気持ち」

「受け入れてもらえなかったらどうしよう?という恐れ」

「娘だけおいて1人だけ幸せになることへの罪悪感」

「自分が心を開いてまた傷つくのは嫌だという気持ち」

色々な感情が出て、涙が流れます。

その感情を感じながら、彼女の前まで辿り着きます。

会場もシーンと静まりかえり、ピーンとした空気感が流れます。

私は流れでる涙を拭き、彼女の目を見つめて、私は彼女に告げます。

「僕と一緒に幸せになって下さい」

彼女は「はい。お願いします」

その瞬間

講師が大きな声で、僕らに告げます。

「椙山君、結婚おめでとう!」

そして、会場にいた全ての人達から祝福の声が届きます。

「おめでとう!」
「頑張ったねー」
「お幸せにー」
「良くやったぞ!」
「いいぞ!」

私に流れていた涙は、嬉し涙に変わり、会場には割れんばかりの拍手が、いつまでも、いつまでも鳴り響いていました。

私は満面の笑みで、彼女の顔を見た時…。

一瞬、どこか浮かない顔をした彼女の顔を見逃しませんでした。

この時の彼女の表情が、何を意味するのかわかる日はさほど遠くは、ありませんでした。

長くなりましたので、今回はここまでになります。
最後まで、読んでいただきありがとうございました

続きはこちらから
幸せへの流れには乗れない2人~決まらない結婚式場~Vol21

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