「嫌です」と伝えることが苦手です
こんにちは、カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。
最近は暖かい日が増えて、本当に春らしさを感じる日が増えてきました。
先日、妻とライトアップされた桜を公園に見に行ったのですが、沢山の方々が夜桜を見て春を感じていました。
桜って日本人にとっては、どこか特別な存在みたいですね。
桜の満開のピークも名古屋は過ぎ去った感じてもありますが、まだまだ楽しみたいと思います。
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今日のテーマはこちら、パートナーに「はっきり嫌です」と伝えることが出来ませんというお悩み。
このお悩みで苦労されている方って、多いと思うんですよね。
しかも、これがパートナーシップの中で起こると、男女の違いもあって、さらにこじれてしまう事も・・。
でも、そのまま、自分だけが我慢するのも辛いですよね。
実は「相手に嫌です」とはっきり言えるようになる為には、コツがあるんですよ。
そのコツをマスターしちゃえば、自分の意思表示を相手に対して出来るようになるので、自分だけが我慢してストレスに・・・。みたいな事がなくなります。
それでは、そのコツについて書いていこうと思います。
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パートナーに対して、はっきりと「NO」や「嫌です」と言えない時、私のこころの中でなにが起きているのか?
実は私のこころの中では「嫌ですと言ってはいけない」という「禁止」や、言ってしまうと怒られるといった「恐れ」そして自分が「嫌です」と言ってしまうと「相手が迷惑するのではないか?」という思い込みがあるんですね。
自分の意見を言って、相手から怒りをぶつけられたり、攻撃されたり。
自分の意見を言って、相手がとても悲しい顔をしたり、笑顔じゃ無くなってしまった。
自分の意見を言うことで、上のような状態に私がなるのが嫌で、自分で我慢をしている。
うーん。
お気づきでしょうかね。
これって、子供時代の私が子供目線で経験したことを、子供の目線から分析した結果ということではないですかね?
そう、子供時代の目線だから、今の大人の私に全てが適用されるとは限りませんよね。
これって、簡単に言ってしまえば「思い込み」=「心理パターン」って奴です。
「思い込み」ですから、当てはめようとすればどのようにも解釈できるし、どのようにも取れる訳ですね。
確かに「思い込み」とはいいますが、当時の小さかった頃の私は、自分の意見を言ったり、嫌なことは嫌と言ったりした結果、喜んで受け入れてもらう事が出来なかっただけで、私が悪いわけでもなくて、価値が下がる訳でもないのです。
大人になったら分かりますが、小さい頃って「大人って何でもできて、完璧ですげー」って思うじゃないですか?
でも、大人だからって全てが完璧ではないし、出来ないことはやっぱり出来なくて・・・。
これが、小さな私には理解が出来なかったんです。
小さい頃の私ですから他人軸なってしまうのは無理もないです。
じゃあ、今の大人の私が小さな頃の「思い込み」をどのように、対処していくか?ですが、ここは大人の視点が必要になってきます。
大人の視点というのは、私がしたいと思う事をする=私軸で生きるという事です。
例えば、
・「今日こそは我慢せずに言ってやろう」と思っていても、顔をみると何故か言えなくてなってしまう。
・自分の意見を言うことは悪いことや我儘のような気がする
・自分の意見を言うと、言い返されたり、攻撃されたりする
こんな「思い込み」があったとします。
この「思い込み」を疑ってみて下さい。
「これって、本当にこんなこと起こるのかな?」「自分の意見を言うのって、悪いことなのかな?」って。
そして、次に同じような時に選択肢を「嫌ですと言う」or「我慢する」の二択にして欲しいのです。
今までは無意識のうちに選択肢が「我慢する」しかなかったかも知れません。
でも、これからは自分で選択しても良いんです。
だって、私はもう小さかったあの頃の私ではなくて、大人の私ですから・・。
私の好きなように人生を生きる=私軸で生きるで良いんです。
相手に「嫌です」とはっきり言えるようになるコツは「選択肢をちゃんと2つ持つ」ことと「自分で選択したという意識を持つ」ことです。
嫌なことを「嫌です」と伝えることは、見方を変えれば、自分で自分を大切にすることでもあります。
自分を大切にする選択を、自分でしていることに意識を向けていくことで、「私軸」に変化をしていくでしょう。
参考になれば幸いです。
それでは、カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)でした。