【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー】自作自演のピエロの悲しみ

おはようございます、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。

今週末の3連休ですが、ヤバいくらいの台風が近づいてますね。

 

※画像はウェザーニューズより

週末は、東京でのセッションや、お弟子先生制度2期のプレセミナーと、予定が盛り沢山なのですが・・。

前回の、台風15号では石垣ダイビング旅行が、吹っ飛びましたが、今回は、何とか無事にイベントが予定通りに進むことを祈るばかりです。

本当に、今回の台風はかなりの警戒が必要ですので、台風対策を念入りに準備して下さいね。

※※※※

さて、今回も連載で書いております「野良猫男子のリアル恋愛ストーリー」を書いていこうと思います。

前回の記事の続きになりますので、前回の記事をお忘れの方はこちらから

それでは、どうぞ!!

※※

その後、とうとうあの日はやって来てしまいました。

そうです。
彼女が連絡先を交換した男性との、デートの日です。

私は、この日が来ることを、心の奥底から恐れ、カレンダーのこの日付を見ては、深い溜め息をつき

「どうして彼女に他の男の連絡先を交換させたのだろう」

「本当に俺はバカな奴だ!!︎」と落ち込みながら、何度も自分を責めていました。

デートの当日は、確か平日の夜だったと思います。

その当日の昼間にも私は、自分の中の恐れに負けて
「今日は、何時からなの?」
「何処で飲むの?」
「帰ったら連絡して」としつこく、メールをしていました。

デートの時間が近づいて来ると、またもや素手で心臓を、ギュッと掴むような感じが、何度も何度も襲ってきます。

そして、今回のデートで、彼女から振られても傷つかないようにと、心の中で準備が始まります。

「どうせ、お前は選ばれないぞ」
「もう、終わりだな」
「どうせ、新しい男と付き合うんだから」
「また、お前は捨てられるんだ!」

自分の中で、捨てられる前提でいれば、無駄に期待して裏切られることが無いので、こんな時は、期待などせずに、最悪な事態をいつも想定していました。

いよいよ夜になって、その時間を自宅にて迎えました。

自宅にいても、感情や意識は全て、彼女のデートです。

時計を見ながら「まだ20分か…。まだまだだな」と見えない2人を相手にしながら、勝手に予想をしていました。

時計と、にらめっこをしながらも、気がつくと23時を回っていました。

流石に、デート中は迷惑がかかるだろうと思い、自分から連絡は、しないように我慢をしていました。

すると、1通のメールが来ました。

「今、終わったから帰る」

このメールがきた後に、私は返信をします。
「わかった。駅に着いたら電話して」

そのまま、駅に着いたであろう時刻になっても、電話はありません。

だんだんと、心の中に抑えていた不安と恐れが、大きな大きな波となって、打ち寄せてきます。

こうなると、自分の中の悪魔の衝動が止まりません。

自分から彼女に電話をかけます。

何度も何度も、呼び出し音だけが、受話器の中から聞こえてきます。
直感的に「これはヤバイ」と感じ、繋がらない電話を何度も何度も、掛け直します。

しかし、繋がりません。

すると、彼女からメールが届き、直ぐに開封してみると、こう書いてありました。

「今日は話したくないから、またにする。おやすみ。」

このメールを見て、私は、彼女の心に何かが、あったことを確証しました。

※※※※

彼女が、他の男性とデートをしてから、私はいつもの立場が少しずつ、崩れていくのを感じていました。

今までは、別居中とはいえ、私>彼女の関係性で、私が彼女を支配し、鳥カゴに入れているという関係性でした。

しかし、今回の事で、あれだけ彼女を支配していた関係性が、他の男性の出現により私<彼女の関係性に変化しつつあるのです。

この構図は、不思議な事に、自分が元嫁に対して行った下克上を、彼女に同じように、されてしまうということでした。

あれだけ支配していたのに、それが逆転されるというのは、もの凄く弱く、無力感を感じます。

そして、主導権を手にした彼女に対して、ビクビクしながら、過ごしていましたが、とうとう、Xデーがついに来てしまいます。

※※

彼女と逢って話しをしていた時に、彼女から告げられます。

彼女「私ってさ、独身なんだから、婚活とかしてもいいんだし、自由なんだよね⁇」

私「まぁ、自由だけど…。一応、自分もいるし。」

彼女「でもさ、貴方は、まだ結婚してるじゃん」

私「そうだけど…。一応、別居はしているし、離婚に向けて、行動してるけど。」

彼女「でもさ、離婚はいつになるかわからないんでしょ⁇」

私「離婚なんて、相手があることだから、なんとも言えないよ」

彼女「それにさ、貴方の離婚に、私を巻き込まないで欲しいんだけど。私が居るから離婚するって、おかしくない⁇」

私「まぁ、そう言えばそうだけど。おかしくは無いよ。」

彼女「でもさ、私が嫌なんだよね。それにさ、私は独身だから、普通の彼氏が欲しいし…。」
「いつも、何処に出かける度に、周りの人の目を気にしたり、見つからないようにコソコソして…。私は、堂々と独身なんだから、恋愛したいの!!︎」

私「…。」

彼女「もうね、我慢するの嫌なの。 私ね普通に結婚したいの。だから、だからね、婚活する」

彼女は涙を流しながら、絞り出すような声で私に告げます。

私「じゃあ、俺はどうすれば…」

彼女「貴方が、独身だったら良かったのに…。独身に戻った時に、私がまだフリーだったら、彼氏になるかも」

私「そう・・。」

彼女は、涙を流しながら、決意した目をして、話していました。
彼女の中にあった、我慢というダムが決壊したのだと思いました。

この時に、彼女が私といる時に、どれだけ我慢をしていたのか?を初めて知りました。

2人でいる時は、そのような態度も出さず、明るく振る舞っていた彼女の心を、私はちゃんと見てあげることが、出来ませんでした。

 

※※※

夏が終わりを迎えた頃、彼女と最後の旅行に行くことになりました。

そうです。

渋々だった彼女を「最後だから」と言って、旅行に連れ出したのです。

そして、旅行に一緒に行くことで、彼女の決意が変わるかも知れないという、淡い期待もありました。

1泊2日の旅行は、あっというまに、時間が過ぎていきました。

行きの車では、2人共にテンションも高く、盛り上がっていた車内が、帰りの帰路につく頃には、なんとも言えない、切なさと淋しさ、そして、今日で全てが終わってしまう、悲しさが渦巻いていました。

車内では、彼女も無言で、私も殆どの時間を無言でいました。

話したいことや、伝えたい思いは、沢山あるのですが、言葉にすると嘘になりそうな感じで、言葉に出来ませんでした。

彼女の自宅近くに着き、別れの時間が近くなってきます。

こんな時に、気のいたセリフでも言えればいいのですが、何も思い浮かびません。

彼女「じゃあ、行くね」

私「うん」

彼女「私ね大好きだったよ。」

私「うん」

彼女「既婚者だもんね、貴方は。」

私「…。」

彼女「じゃあ、元気でね。」

私「うん。元気でね。ありがとう」

そういうと、彼女は目の前から、消えていきました。

今、さっきまで、彼女がいたシートが誰も居なくなり、とても広く感じます。

車を運転しながら、何度も彼女の言葉が、駆け巡ります。

私「どうして俺は、結婚しているんだろう」とボソッと呟きながら、堪えていた涙が、流れていきました。

好きなだけでは、一緒になることが出来ないのだという、理不尽な現実を受け入れるしか、ありませんでした。

※※※

今回は、長くなったので、ここまでになります。

最後まで、読んでくださり、ありがとうございました。

 

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