【野良猫男子のリアル恋愛ストーリー】生き別れの真実~止まらない不幸の連鎖~Vol14

こんにちは、パートナーシップ(恋愛・夫婦)専門カウンセラーの椙山眞伍(ヤタ)です。

今日は、久々にこちらのシリーズ
野良猫男子のリアル恋愛ストーリーの
続きを書いていこうと思います。

こちらのシリーズ、
本当に沢山の方に読んで頂きまして
ありがとうございます。

もう少し、ペースアップして
書ければ良いのですが、その当時の
感情を感じながら、書いているので
書き終えると、ヘロヘロになっております。

その為か、なかなか身体と頭が、
当日の感情を感じることに、抵抗して
おりまして、更新が…。

それでも、自分の体験から
何か伝わればと思いますので、遅いながらも
更新を続けていきますね。
今後とも、よろしくお願いします。

※※

前回は、35年振りに生き別れた母親と
再会したところまででした。

ちなみに前回の記事はこちらから

今回は、母親と祖母と私ヤタとの会話が
中心です。
そして、その会話の中から、生き別れの真相が
見えてきます。

それでは、どうぞ。

 

35年振りに母親と再会し、玄関に倒れ込み
嗚咽のように泣きじゃくった後、
母親に促され、部屋の中に入ります。

部屋の中には、私と、彼女、母親、祖母の
4人。

母親が冷たい麦茶を用意して
改めて話をします。

母「わざわざ今日は、来てくれてありがとう。」
私「うん。」
母「お母さんの事、探したの?」
私「そう、戸籍謄本からここを探したよ」
母「ここの家はね、シンゴが産まれた家だからね。ようやく戻ってきたのね」
私「ずっとここに住んでいたの?」
母「ううん。前は違う場所にいて、その後から
ずっとここに住んでいる」

部屋の中を見渡すと、仏壇と写真があります。

母「あれは、貴方のお爺さん。」
「 シンゴが連れて行かれた後に、ガンがわかって1年ほどで亡くなったのよ。」
私「そうなんだ。」

この後、彼女を紹介したり、今の離婚裁判の
話など、自分の近況を伝えます。

実は、今回、母親に逢うことで確かめたいと
思ったことがありました。

それは

本当に自分は、母親に捨てられたのか?
愛されていなかったのか?

これを、確かめたいと思っていました。

お互いに、近況を伝えた後で、母親に
話をしようとするも、どうしても
勇気が出ません。

だって、本当に自分は愛されていないと
わかったり、捨てられたのならば
立ち直ることができないから…。

言葉にしようと、喉までは出るのに
声にはならない。

そんな事を何度も繰り返して
いたら、

母「どうして、逢いに来たの?」

何かを察したように、私に問いかけます。

私「なんか、自分が誰から産まれて、どうしてこうなったのか?を自分でちゃんと知りたかったから。」

私「自分の心の中に、ポッカリと穴が空いてる感じがして、本当の真実を知りたかった。でも、今日、逢いに来るのが、本当に怖くて…。」

話しているうちに、また涙が溢れます。

私「今日、逢いに来たら、また、昔みたいに拒否されるのかな?また、自分は捨てられるのかな?って思ったら、本当に怖くて。何度も何度も止めようとしたけど。でも、今日しかないって思って…」

最後は涙で言葉が聞き取れない程に。

母「泣かないで。泣かないで。もう、何処にも行かないから。」
母親が私の手を強く強く握りながら、私に訴えかけます。
私「うん。うう…。」

涙しか出ません。

母「お母さんは、シンゴを捨てたんじゃないよ。」
私「うん」
母「シンゴは、ある日突然、連れて行かれたのよ」

母「貴方のお爺さんと、父方の祖父が話しをしてね。お爺さんはね、貴方のお父さんのことが、とても嫌いだったの。」

母「だから、別れることが決まった後に、あんな奴の子供なんか手放せ!って言って、父方の祖父と話しをつけてしまったのよ」

母「お母さんやお婆さんは、お爺さんに逆らうことが出来なかった。だから、シンゴに本当に迷惑をかけてしまった。」

母「シンゴは、何も悪くないのよ。シンゴのせいじゃないの。ごめんね。本当に悪かったね」

そう言いながら、母親は涙を浮かべていました。

その時

祖母「本当に悪い奴はあいつじゃ!あの男、今でも絶対に許さん!︎」

興奮気味に、怒りの感情を出しながら
話しを続けます。

祖母「あんたの親父は、母と結婚したにも関わらず、女を外に作りよった。そして、お腹の中にあんたがいる時に、その女と一緒になりたいから、別れてくれと、言い出したんじゃ。」

祖母「全く、身勝手も過ぎるが、母のお腹に子供がいるのに、別れてくれとか言って、本当に母が不憫で…。妊娠してから、自宅にも帰って来ずにふらふらして」

祖母「それで、あんたが病院で産まれても、全く病院にも来ずに、2.3日後に、少し顔だけ出しよって、後ろめたいから直ぐに帰りよったわ!」

祖母「ようやく退院して自宅に、あんたも戻ってきたら、静岡のお爺さんが来て、シンゴを連れて行くって急に言われて…。」

祖母「この子もかわいそうだったが、私の周りがみんな孫が産まれて、孫の話しをみんなが嬉しそうにするんだわな。」

祖母「その時、孫は可愛いだろう⁇って周りの人に聞かれた時に、孫が連れて行かれたって話すのがとても辛くて・・。周りは嬉しそうに話すのに、どうして、孫がいないんだろうって、本当に悲しくて悲しくてよ…」

祖母「だからアイツだけは、絶対に許さん!」

自分が生き別れたことが、
母親だけではなくて、まさか祖母までもが
苦しんでいたとは思いませんでした。

そして、
祖母の中では、まだ、決着がついて
おらず、憎悪の炎が心の中で燃え盛って
いました。

※※

祖母が席を外した時に、
母親は、当時の日記を見せてくれました。

「シンゴと離れてしまった。ふと気がつくと涙が溢れてくる。あの子は、元気にしているだろうか?
新しいお母さんに、ちゃんと可愛がってもらえているだろうか?
新しいお母さんは、優しいかな?
新しいお母さんが、気に入ってくれるといいな。
シンゴ、幸せになってね。」

こんな文章が綴られて、いました。

そして、

母親は、これをどんな気持ちで
書いたのだろう。

どんな気持ちで、自分の子供を他人に
託したのだろう。

何も出来ないもどかしさを、
どれだけ感じたのだろう。

母親の無念さ、愛情、後悔、自責の念などの
感情が痛い程、伝わってきます。

この想いは、自分が娘に対して抱いていた想いと
全く同じでした。

その瞬間、

私は愛されていたんだと、心から感じました。

これは、愛する娘と離れることを、経験した
今だからこそ、この気持ちを痛い程、共感することができたのだと思います。

母「実はね。お父さんと結婚する前に、縁談があってね。お爺さんもお婆さんも、その人にしなさいって、言っていたけど、お母さんは、お父さんを選んだの」

母「だからね。別れる事になった時、お婆さんとお婆さんの前では泣くことが出来なかった。
だって、泣いたら、縁談を選べば良かったのにって、責められるのが、わかっていたから…。」

母「だから、必死に涙を流すの我慢してた。本当に辛かったけど。夜、布団の中でバレないように声を殺して毎晩、毎晩、泣いていたのよ。」

母「それでね、1番辛かったのは、1か月でシンゴと離れてしまって、シンゴが居ないのに、おっぱいが出るの。お母さんに子供はいないのにね。
これがね、1番辛かったよ」

母親も沢山、沢山、苦しんで生きていたのです。

私に関わった人達が、沢山の悲しみや苦しみを
抱えて生きて来たことを知りました。

※※

以前、育ての母親から父親の離婚原因について
1度だけ聞いたことがあります。

その時は
「お爺さんが、俺の家庭に干渉して来て、男のプライドを邪魔してくる。何度も止めてくれと言ったが、聞き入れてくれなかった」

こんな話しを、聞いたことがあります。
でも、真実は全く違い…。

母親を探している話しを、父親にした時
あまり良い顔をしませんでした。

多分ですが、真実を知られたくなかったのでしょう。

母親と祖母からの話しを聞いて、あることに
気がついたんです。

この話しの登場人物、誰も幸せじゃないって。

誰もが未だに、引きずっているんです。
全くもって終わってないんです。

今もまだ、心のなかでは終戦になってないんです。

残念ながら。

これは、誰かが幸せにならないと、終わらないんだって思いました。

いや、終わらせないといけないとも、思いました。

だから、母親にこう告げます。

私「もう、終わったことを何を言っても変わらない。だからね、もういいよ。」

私「逢えたことが嬉しい。それだけでいいから」

母「そうだね。その通りだね」

気がつけば、夕方になっており
連絡先を交換して帰宅しました。

35年の月日を、一気に取り戻した日に
なりました。

嬉しくもあり、沢山、涙した日でもありましたが、私にこの時に大きな勘違いをしていました。

その勘違いに気がつくのは、もう少し先の話し
になりますが…。

長くなりましたので、
今回はここまでです。

会話のシーンが多くなり、読みにくいかも
知れませんが、お許し下さいませ。

それでは。

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